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Around the sun.

己の無力さを知る。

どれだけ頑張っても、どれだけ辛いことに耐え抜いても、哀しすぎる結果にぶち当たることがある。

笑顔になれる方程式はそんなところに転がってはいなかった。
と、早く気がつくべきだった。

自分の力ではどうにもならないことがあった。
どれだけ考え抜いても裏切られたらそれでおしまいだった。

終わりは突然やってきた。

それでも後悔はしてない。
やれる限りのことはやったから。
残るのは哀しみだけ。



己の弱さを知る。

哀しみを怒りに紛らわせてなかったことにしてしまう。
確かに裏切られるのは哀しいのと共に、悔しいし、そこから怒りがふつふつとこみあがるけれど、そんなことに気を取られている時点で、自分は弱かった。

そんなことに気を取られて、人を信用できなくなる。自分の頑張りですら信頼できなくなる。

できなくなるのは、つまり、逃げでしかない。

自分はいつも、逃げることしかできない。



己の目標を知る。

逃げた先に行きつくところがある。背水の陣だからこそできることがある。

そして逃げても逃げても、そばにいてくれる幼馴染がいる。友達がいる。仲間がいる。

いつだってそういった明るい存在が最後に救ってくれる。

そこで、出す、一つの結論。

裏切られたり、嫌われたり、去って行ったり。
哀しいけれど、それはあくまでひとつの「淘汰」でしかないということ。

だから、過去にすがるのではなく、未来に期待するのではなく、今いる人を、今やるべきことを、今楽しめることを、全力でするのみ。

それがいつの間にか未来につながることを目指す。


「楽しい」の本質を知る。

僕の大好きな、お笑いコンビダイノジさんの言葉でこんなものがある。

「楽勝」="楽"しんだもん"勝"ち

すべてを肯定するオトナから紡ぎ出されるこんな言葉は、説得力があるし、事実そうだと思う。

楽しいことなんて待っていても来ないんだ。
楽しもうとするやつが最後に笑う。

楽しもうとすれば楽しくなって、いつの間にか勝ってるんだ。

その逆に楽しもうとしないやつは、いつも負ける。必ず負けている。つまらないことなんて態々探さなくていいんだ。



楽しいことから己を知る。

むかし。
陰にいれば敵がいないから安心してた。
でもそんな安心感からはなにも生まれなかった。
空っぽですかすかだった。
未だにそこにいる人たちを見ると、愚かだと思うよ。

だから、四年前。
日向に向かった。いや、日向は少し眩しすぎた。
それで、自分を太陽にしようとした。
仲間を全身全霊で照らそうと思った。

無理だった。
自分は太陽なんかじゃなかった。

楽しいことに向かう時、それは、太陽に向かうことだった。
自分が太陽になることではなかった。

自分が太陽になっても、楽しいことを見失うだけだった。


うまくいかないことから己を知る。

太陽は何個もいらない。ひとつあれば十分だった。だから、自分が太陽になる理由なんてなかったんだ。
いや、太陽に限らず。何でも多くなくてよかった。深く、強くあればよれでよかった。

そんなことすら気がつかずに、必至に太陽になろうとした俺は馬鹿だった。めちゃめちゃ一生懸命だったけれど、報われなかった。当たり前だ。

それでも、そんな僕の周りにいてくれる、ひまわりのような人たちは、いつだって、僕を探してくれた。信じてくれた。

だから、今度は、太陽になるんじゃなくて、みんなと一緒にひまわりになる。
いや、ただのひまわりじゃなくて、誰よりも大きな向日葵になる。
一年中咲ける向日葵になる。

太陽は探せば必ずあるんだ。一年中いつだって。

12月に咲くひまわりがあってもいい。
12月に咲くひまわりになりたい。
12月に咲いてみて、咲けたら、そのことをみんなに伝えられる存在になりたい。

それでいい。それがいい。



希望から挑戦をする。

12月に咲くひまわりになるために、俺は挑戦する。
人が淘汰されても別にいい。いや、それがちょうどいい。
強がりなんかじゃなくて、大きなひまわりを咲かせるためには、当たり前のことだった。

俺が尊敬する人はみんな、大きなひまわりを咲かせていて、そこから、たくさんの事を学ぶ。

学んだことはこういうことだ。学んだというより、感じたことだ。


失敗したって、きっと大丈夫。

もし、枯れそうになったら、失敗したら。
そんなことは心配ない。
笑いになんていくらでもかえれる。それは自信がある。いや、誰だってできる。
華やかに散ればいいんだ。
そのあと、もう一回育てればいいだけの話。

散るのも意外と綺麗だよ。

そして、僕には、例え散ってもいてくれる大切な仲間たちと、しゃがみこんでくれる音楽がある。

それで十分。たったひとつでも。

夏の終わり。
今年の夏もいろいろあった。
いやここからが勝負だけど。

ある意味ひとつのターニングポイント。

みんな、救ってくれてありがとう。
9月、頑張ります。花を咲かせます。

みんなも頑張ってね。
貴方もきっと素敵な花が咲かせられる。
そう、祈ってます。

そのために水や肥料がいるなら、いつでも来てね。俺からは見捨てないよ。必ず。

9月はちょうど前にここに載せたように沢山イベントがあるから、どれかで会いにきて。
話そうよ。


今日のこといつか 独りじゃなくって あなたと笑って 想い出せるように

12月のひまわり/Aqua Timez

https://youtu.be/7sezIBFHyNo



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