簡単に人を嫌うんじゃねーよ

好き嫌いがあることは全く否定しないし、好き嫌いから生まれるプラスの動きも沢山あると思っているので、寧ろ肯定派である。
だって、好き嫌いから、"個性"の大方が決まるんだもん。
人間の特性の中で、"個性"ほど面白くて楽しいものはない。

だから、好き嫌いは絶対に必要。

なんだけど、これらの対象が"人"となると話は別である。

人を嫌っていいことはあまりない。
人には心と心がある。
心ってもんは不確かなもので、明確な形もなければ、普遍的なものでもない。

秒単位で変容していく。

ある意味、人の心は無限である。

だから、人のどこかが嫌いだとしても絶対に好きになれる部分はある。

そこを見つけていったほうが、人生は絶対に楽しくなる。

逆に言うと、嫌いなところを見つけて、人に対して【嫌】というレッテルを貼ることは、人生や生活をつまらなくする大きな要素だ。

いや別に、誰かの人生がつまらなくなっても知ったこっちゃないけど、そのせいで、周りもつまんなくなってることにお気づきいただきたい。

具体的にいうと、こんな感じだ。

AさんがBさんのことを嫌いだとしよう。
そのことをしったCさんは、AさんとBさんを近づけないように気遣う。

従って、AさんとBさんとCさんと三人で一緒に話す機会がなくなる。

Cさんは、AさんのこともBさんのことも好きなのに、両方と一緒に話せない。

両方と話したいのに、Cさんは、話す相手を、Aさんとか、Bさんとか、どっちかを選ばなきゃいけない。

これって、相当な迷惑な話だ。

Aさんの好み一つで、Cさんほか周りの人をこうやって振り回すんじゃねーよ。

それでいて、大概Aさんは、人の悪口をいうだけで、自分に非があるとなんて思ってはいない。

無駄に被害者ヅラをして来やがる。

本当の被害者はなにもしていない、Cさんであり、なんなら、Aさんは加害者である。

被害者になりたがる癖がある人が結構多いけど、そもそも、誰かを嫌ってる時点で、それはもう加害だからな。

とはいえ、人を嫌うなという話ではない。

嫌いになることはそりゃある。
だって、人を好きになれるんだから。

でも、それをあまり表に出すな。
表に出す前に、嫌いだと思う人には近寄るな。

その判断くらい迅速にしろ。
出会ってすぐに、深く付き合うか、嫌いだからあまり会わないようにするかの判断くらいしろよ。

中途半端に付き合ってから、都合よく好き嫌いを決めてくんじゃねーよ。

そんな判断も出来ないくらいの受信力で、簡単に人を嫌いになるんじゃねーよ。

嫌いな人ができてもそれなりの対応をできる人間でありたい。
人生を面白くしていきたい。
そして、できることなら、人のいいとこを探していける人になりたいな。




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