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自分のフィールドで努力を

自分は、やりたい事とやりたくない事の区別をモーレツにして生きてるので、ある意味とんでもなくワガママな性格だ。

いや、「やりたくない事」なんていうとちょっとカッコつけてる感じになってしまう。
厳密に言えば「やれる事」と「やれない事」の差がモーレツなのかもしれない。

まぁその辺りは、やりたい事はトコトン突き詰めて、やりたくない事には全く興味を示してこなかったこれまでの人生の蓄積だろう。良くも悪くも。

やりたくない事がやれなくなるのは当然なので、別にそこにはなんの思い入れもない。
でも、もし、やりたい事の中に「現時点でやれない事」が含まれてる場合は、なんとしてでもそれをやれるようにする。

バカなやつらは、ここで、「やれない事をやれるようにするにはとにかく努力!やれないのは努力が足りないからだ!」という時代遅れの体育会系感丸出しな発言をするんだけど、そんなのをやってる時点で、かなりの時間の無駄だと思う。
まったく効果がないとは思わないけど。

やりたいけどやれない事は、正攻法で真正面からぶつかるんじゃなくて、まずは自分の得意なフィールドに持ち込む事を最優先した方がいい。

やれない事をやれないフィールドで戦うのはあまりに酷だ。

やれない事を、「やりたい」という軸をぶらさずに、色んな角度からみてみる。
すると、意外なところに脇道があって、そこを進めば、自分の得意なフィールドに辿り着けたりする。

努力はそれからだ。それからたっぷりするべきだ。

雑な例えをすると、ガリ勉タイプの人が筋肉をつけたいと思った時、いきなり腹筋100回に挑むのではなくて、まずは筋トレの知識を暗記すること。暗記はきっと得意なフィールドのはずだ。
腹筋を暗記のフィールドに持ち込んでしまう。
すると、たぶん、闇雲に100回腹筋するより、その倍の効率で筋肉はついていくと思う。
筋肉を効率よくつける知識が身についているから。

ガリ勉タイプの人が努力すべきは、いきなりの腹筋100回じゃなくて、きちんと効率のいい腹筋を頭に入れた状態での50回でいい。

そんなこんなで、能力や得意なフィールドは意外とだだっ広くて、色んなことを持ち込める。
そこに持ち込む前に努力をするんじゃなくて、そこに持ち込んでから努力をすべきだ。

というより、まず、自分のフィールドをキチンと持つことが大事かもしれない。
確固たる、自分のフィールドを。
すると、きっと、やりたいことができる可能性が増えるはず。一見そのフィールド内じゃなかったとしても。

だから、案外、やりたいことをやり続けるのは間違っていないのかも。
やりたくないことをやってても、たぶん当分自分のフィールドにならないもんね。

フィールドをもってたら、人間関係もうまくいくと思う。自分のポジションが側から見ても己から見ても明確になるから。

そして、フィールドは比較的わかりやすい。フィールドを見つけてくれて、誰かが自分の得意なことを頼んできてくれるかもしれない。
そしたら、また新しい化学反応がうまれて、楽しいことが増えるかも。

とにかく、「努力は大切!」だとか「努力は必ず報われる」だとか、努力の押し付けだったり、無駄遣いするやつだったりが嫌いです。




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