女の子を早く卒業させるのがぼくの仕事
こんにちは、夜のお仕事の紹介屋さん水嶋です。
今日のブログは、日記になります。
日記というのは、特に有益な情報を発信するとかそういうのではなく、自分に向けて書き残しておきたいなと思うときに書くブログです。
でも自分の中で決断したことが今日あったので、ぼくがどんなスカウトマンで、どんな思いをもってこのお仕事をやろうと思っているのか、それを知りたいと思ってくれている変わった方がいるのであれば、読んでくれると嬉しいです。
今回の内容は珍しくちょっと重いかもしれません。
胸がギュってなりながらこの記事を書いていました。
ぼくが今日朝起きて、部屋の掃除と洗濯を終わらせたあとに、Twitterを眺めていました。
そしたら自分が担当している女の子がツイートをしているのを見つけました。
このツイートを見て
「苦しかったんだな、、」
ってことがわかりました。
そして
「なんで気づいてあげられなかったんだろう、、」
と気づけなかった自分の至らなさと、辛くなったときに相談してもらえない自分の未熟さに悔しくなってしまいました。
「ほんとにごめんね、、」って思ったら、朝から涙が出てきました。
先日も、出稼ぎを46日間ぶっ続けで働いた子がいました。
その子は短期間で稼ぐことを目標にしていたので、ノンストップでがんばっていました。
生理のときはエステで働くなどして、ずっと働いていました。
そんな子が、つい昨日ラインをくれました。
内容が少しわかりにくい文章ですが、お仕事の頑張りすぎで、ストレスのせいか、耳が聴こえづらくなったみたいです。
この子に関しては、稼げるためにどうしたらいいのかよく相談してくれる子で、ぼくもその子が稼げるようにたくさんアドバイスをしました。
目標金額である100万円を稼ぐことも達成できたみたいです。
でも、頑張りすぎたせいで、健康を損ねてしまいました。
ぼくは、なんで休む必要性と大切さをもっと伝えなかったんだろうと後悔しました。
ちなみに、今までこういったことは初めてではありませんでした。
ある日急に燃え尽き症候群みたいになって、病んでしまい、重度の鬱になってしまった子もいました。
無気力になる子もとても多いです。
引きこもりが続き、田舎に帰った子もいます。
ぼくのところには「稼ぎたい!」という女の子が相談にきます。
そして、ぼくは稼げるようにサポートをするのがお仕事です。
彼女たちが稼いだ分に比例してぼくの給料も良くなります。
ぼくも稼ぐためにこのお仕事をやっているので、彼女たちが稼いでくれたときの喜びは大きいです。
風俗のお仕事をやる女の子は、なんのために稼ぐのかといったら、お金を稼ぐためで、なんのためにお金を稼ぐかといったら、生活のため、自分がよりいい生活をしたい、綺麗になって幸せになりたいって思いながらこのお仕事をがんばると思います。
だけど、果たして彼女たちはお金を稼いで幸せになっているのかと思ったときに、答えはNOだと思いました。
お金は普通のお仕事よりも稼げるけど、体と心の健康を損なう子もいれば、人を信用することができなくなってしまったり、無気力になってしまったり、中には社会復帰するのがむずかしくなってしまった子もいたり。
世間の目は、スカウトマンは風俗に斡旋する闇のお仕事だと思っている方が大半です。
ぼくは、このお仕事を紹介することに今まで罪悪感は全くありませんでした。
むしろ、誰にも相談できないお仕事を相談できるこのお仕事は価値があると思っていました。
でも、結果的にそのように病んでいく女の子を考えたときに、もしかしたら世間の意見が合っているのかもしれないと、今日初めて思ったのです。
ですが、ぼくは10年近くこのお仕事を本気でやってきましたし、そう思ったとしても今更あとを引くことはできません。
その代わり、今日決断したことがありました。
これは前から思っていたことですが、もっと強く決断する必要があると思い、もう自分はこれでいくと、決心した内容。
それは
「ぼくのところに相談に来てくれた子は、早く目標を達成して卒業してもらおう。でも、無理はさせず、健康を第一に、その子にとってちょうど良いペースを、こっちでも気にかけて把握するようにしよう。」
ということです。
人は自分のことを一番知らない生き物だと思いますが、女の子は自分のことを本当に知らないんだなと、このお仕事をしていると感じます。
魅力があるのに、魅力がないと思い込んで整形を繰り返す子
無理しすぎると体が壊れるのに、無理をしてしまう子
自信がなくて、人の言葉をマイナスに受け取ってしまう子
全部自分のことを知らないがためにこのようなことが起こります。
なので、その子の良い部分をその子より知って、その子よりもその子のことを気にかけて、パワーを与えられるような一言が送れる人間になりたいと思いました。
〇〇ちゃんのがんばりはぼくがちゃんと知っているよ。
〇〇ちゃんってこんな良いところがあるよ。
〇〇ちゃんの味方だから大丈夫だよ。
〇〇ちゃんいつもお疲れ様、最近はからだの調子はどう?
〇〇ちゃん最近はちゃんと寝れている?
うざいくらいに気にかけるくらいがちょうど良いし、それをやっていけるスカウトマンになろうと思いました。
綺麗事は夜のお仕事には似つかわしくないですが、そうありたいと思う自分がいます。
ちょっとした一言って実際のところ大事だと思うんです。
お店の人も、女の子が帰るときに
「今日のアンケート悪かったけど、どうして?」
と責めるよりも
「今日もがんばってくれてありがとう。あんまり無理しないでね。」
こう言ってあげた方が女の子は救われるし、ちゃんとやらなきゃって思うのではないかなと思います。
ぼくも愛情があり過ぎる余りに、女の子を叱ってしまうことがあります。
先日も、燃え尽き症候群になっちゃって、稼げてはいるしお店に不満はないけどお店を変えたいと相談してくれた子に
「感謝が足りない」
と叱ってしまいました。
会ったこともない子にです。
あとあと、あの言葉はその子にとって厳しすぎてはいなかっただろうか、マイナスになっていないだろうかって、悩むことはしょっちゅうです。
何が正解かはわからないから、むしろ情なんか無くして、淡々と接した方が良いのかもしれないと思うこともあります。
でも、情を失くすのはぼくにはむずかしいみたいです。
だから、これからもこの葛藤は続くのだと思います。
ぼくの好きな言葉の中に
人の行く裏に道あり、花の山
いずれを行くも散らぬ間に行け
という言葉があります。
これは
「きれいな花を求めて山に行くのであれば、誰も行かない裏道を行った方がいい。しかもきれいな花が散らない間に行くのがいい。」
つまり、仕事で成功するには、みんながやらないようなことをやる。みんながやっていることとは、むしろ逆のことをする。そうすると花道があるよ。
ということです。
夜のお仕事を早くあがらせるなんて、普通スカウトマンは思いません。
なぜならその子が辞めたらその子の分のバックが減るからです。
でもぼくは早く上がらせる。
どんどんいろんな女の子に会って、誰よりも早くこの業界をあがってもらって、早く次のステージに行ってもらう。
心身が蝕まれてしまう前に。
たとえ1億貯めたいといった長い長い道のりでも、最短で上がらせる。
そういう思いでやっていき、短い期間でぼくがその子の稼ぎを上げられるようなサポートを精一杯やっていきたい。
そう決心した1日でした。
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