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弱者と言われて喜ぶヒトはいない

高齢者の孤独0を目指す活動をしていると話すと
・介護保険を使用したらよいのでは?
・助成金を使えばいいのでは?
と言われますが、全く現実的ではないと考えています。

なにか新しいサービスや課題へ
チャレンジするときに、
行政サービスに頼る、
国のお金を期待すると
【継続のために稼ぐ】
という意識が薄れてしまいます。

そして、世の中にある課題を取り上げる時に
『◯◯弱者』と表現するケースもありますが、
これは悪手であると思います。

理由としては
弱者と言われて喜ぶヒトはいないから
です。

今日は岩崎が仕掛けたいと思う
サービスについて現状の課題と
達成状況について共有します。

▼弱者と呼ばれて喜ぶヒトはいない

交通弱者や経済的困窮者と言われて
喜ぶ人はいません。

なぜなら、
なりたくて弱者になった人は
いないからです。

僕はもともと訪問介護等の
介護保険分野で働いていました。

ここでは脳梗塞や難病などにより、
望まなくても車椅子生活になってしまった人や
移動の自由が奪われた人がいます。

人は移動が制限されると
生活範囲が狭くなります。

 それは 身体的な虚弱を引き起こし、
体が不自由になり、移動が制限はかかり
運動機会も減るから余計に虚弱は加速する。

これに対し、保険分野ではその人の役割を
作ろうと家の中でできることを
やろうという話になりますが、
とても局所的な対策になにまります。

相手の立場に立つ

孤独という視点に立った場合、
病気や怪我により
『自分は世の中の役に立つ人間では
なくなってしまった』
という自尊心の損失に
紐付いてることが多いと僕は思っています。

ある程度の移動能力が確保されている人でも、
外へ出ることや人と会うことに対して
消極的になってしまったり、
自分なんて表現される方が多いです。 

すなわち、病気や怪我もしくは加齢により
移動が制限されることになり、
自尊心を失う。

それに対して、行政や保険と言われる分野は
手を差し伸べるというより、
弱いものを守る施策が目立つ。

弱いものを守るための仕組みでは
多くの人を支えることはできない。

必要なのは弱ってしまった体や移動が
制限されている状況の中でも、
社会とつながりを求めていたり
誰かの役に立っているという感覚を持つことが大切です。

世の中と役割を持つことにつながる。
必要なのは外へ出る理由(予定)である。

▼必要なのは小額でもお金が回る仕組み

フォークの場合このような虚弱の人や
移動制限がかかった人に対して、
商売をしようと思うと
『お金を取るべきではな』
という意見がありますが
これは間違いであると言えます。

なぜなら 経済が回る仕組みを持っていかないと
どんだけ良い仕組みであっても長続きしなくななります。

例えば 移動制限がある人に対して
家から外へ連れ出す サービスを作ったとします。

これを仮にボランティアで行った場合
最初の短期間はいいかもしれないが、
本業と呼ばれるところで働きながら ボランティアをすることになる すなわち 本来であれば 移動支援をやりたいとボランティア やりたいと思っていても結局お金がなければ生きてはいけなくなりその活動を断念せざるを得なくなる。

ボランティアでできなければ 助成金を入れればいいという意見もあるが 助成金は一時的には凌げるかもしれないが 自分で稼ぐ力 お金をもらう それを回していく力がなければなくなる そしてお金がなくなればまた新たな 助成金を求めるようになる活動とは言えない サービスを提供することより 対価をもらう それはボランティアに出せる人員がなくなるか そこに当てられるだけの時間を作れない 次に経済的になってしまう。

高齢者向けのサービスは低単価 や福祉の精神を持つということが美しいとされるが行為として意識としては 福祉の心を持つことは重要だが 福祉はお金儲けをしてはいけないと意味ではない あくまでも自分が生きていく 分 関わってくれた人がそこで食べていけるような仕組みにしなくてはならない 稼ぐ 仕組み お金が回る仕組みを作る必要がある。

▼最初にやること

ではこれから 移動が制限される方に対して何か仕組みを取っていく場合に大事だと思うことがある。

①経済が回る仕組みにする
②支援を受けるヒトも価値提供できる仕組みにする
③面白いと思ってもらえる仕組みにする

この三要素は活動の継続には
必須の要素である。

そのためにまずできるのは、
他の地域や先駆者が実践している内容を知り、
眼の前の課題にどの用に活かすのかを整理することだと思います。

まずは 他事例を知ること その上で 今の目の前の体に対してそれをどのように抽象化して そして 転用するかを考える 思考プロセスを学ぶことによって目の前の課題を解決することにつながる。


そんな世界を目指して今日もコツコツ
進めていきます。

それではまた明日!


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