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G検定試験忘備録⑦~人工知能の歴史~

ロジックセオリスト

初めての人工知能プログラムで1956年の「ダートマス会議」でアレン・ニューウェルとハーバート・サイモンによってデモンストレーションされた。

第一次AIブーム

1950~1960年に推論と探索の時代で「トイプロブレム」による複雑な問題は解けない事への失望によりブームが冷める

第二次AIブーム

「知識の時代」で1980年代ごろから注目を集めエキスパートシステムが話題

日本では第五世代コンピュータと名付けられたプロジェクトが推進。
しかし知識・蓄積の大変さからAIブームが冷める。

第三次AIブーム

機械学習の時代・特徴表現学習の時代と呼ばれ、2012年に物体の認識率を競うILSVRCという大会でディープラーニングを用いた技術が圧倒的な精度を出したこと、2016年に囲碁対戦用AI「ALphaGo」が人間のプロ囲碁士に勝利したことからブームとなった

※機械学習(ニューラルネット)自体は1958年の単純パーセプトロンと呼ばれ登場はしていた。

ILSVRC2012:ジェフリー・ヒントン率いるチームがAlexNet(8層)で圧倒的な成果で優勝
ILSVRC2014:GoogLeNet(22層)が優勝
ILSVRC2015:ResNet(152層)が優勝

ジョンマッカーシー

ダートマス会議を主催し、人工知能という言葉を初めて公に用いた

アーサーミュエル

機械学習という言葉の定義として「明示的にプログラムしなくても学習する能力をコンピュータに与える研究分野」と定義

ダートマス会議

初めて人工知能という言葉が登場した会議

汎用型人工知能

人間の知的処理を総合的に行えるAIでSF等の作品の登場するAIの多くは、この汎用型AIであることが多い。

特化型人工知能

1つのタスクに特化したAIで現在「AI」と呼ばれ、社会適応されている技術

AI効果

人工知能プログラムの中身がわかってしまうと、単なる自動化だと思ってしまう心理現象

ハノイの塔

三本のポールがあり最初はすべて大きさの異なる複数の円盤を小さいものが上になるように順に積み重ねられている。

STRIPS

1971年リチャード・ファイクスとニルス・ニルソンによって開発された「前提条件」「行動」「結果」の三つの組み合わせで自動計画を記述できる言語

SHRDLU

1968~1970にかけてテリーウィノグラードによって開発されたシステム。

ユーザーが「〇〇の上に〇〇をおけ」などと指示をすると実際にその動作を端末の中で実行してくれるもの。またその過程を自らゴールから逆算していた。

Mini-Max法

自分のターンにおいてはスコアが最大になり、相手のターンでは自分のスコアが最小になるような手を選ぶと仮定し探索する方法。

モンテカルロ法

ボードゲーうにおいてMini-ma方のような探索ができるのはゲームの終盤。
序盤中盤のスコアを暫定的に定めるように決定する方法

ELIZA

1964年から1966年にかけてジョセフ・ワイゼンバウムによって開発された対話型ロボット

Mycin

1970年代にスタンフォード大学で開発されたもの

エキスパートシステムの一つで、伝染性の血液疾患を診断し、適した薬を処方するプログラム

DENDRAL

スタンフォード大学で実用指向のAIを推進してきたエドワード・ファイゲンバウムは1960年代に道の有機化合物を特定するために開発したエキスパートシステム

オントロジー

意味ネットワークなどで用いられる知識の結び付けの方の規則

Cycプロジェクト

1984年からスタートした「すべての一般常識をコンピュータに取り込もう」といったプロジェクト

ワトソン

IBMが開発したロボットで2011年にアメリカのクイズ番組ジョパディーに出演し人間チャンピオンと対戦して勝利

東ロボくん

東大入試合格を目指す人工知能「東ロボくん」を2011~2016年までつけられた。

フレーム問題

今しようとしていることに関係ある事柄だけを選び出すことが、実は難しいという問題

人間のあらゆる問題に対処できるようになったAIを強いAI
フレーム問題に縛られたままのAIを弱いAI

シンボルグラウンディング問題

認知科学者のスティーブン・ハルナッドにより議論されたもので、「記号とその対象がいかに結びつくか」といった問題

中国語の部屋

哲学者ジョンサールによって発表された論文内でチューリングテストの結果は何の指標にもならないという議論がされた

シンギュラリティ

レイ・カーツワイルが提唱した、2045年には人間が自分自身よりも賢い人工知能を作り出すことにより起きる技術的特異点のこと

ヒューゴ・デ・ガリスはシンギュラリティは21世紀の後半に来ると予測し、その時人工知能は人間の知能の1兆の1兆倍になると主張

イーロンマスクはシンギュラリティの到来に危機感を持ち非営利のAI研究組織OpenAIを設立

ヴァーナー・ヴィンジは機会が人間の役に立つふりをしなくなることを定義

スティーブン・ホーキングは「AIの完成は人類の終焉を意味するかもしれない」と述べた


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