俺それで白飯進んでる訳じゃないからね

現在全国に大阪日本橋店の一軒しかない元チェーン店「東京チカラめし」に行きました。
(じゃあもう大阪チカラめしでもええけどな)

僕は今23歳で、もう“部活”とは縁のない年齢になりましたが、部活終わりの学生ぐらい食べられる胃のキャパシティがある事で地元じゃ負け知らずです。そんな中、いまだに街で見つけると吸い寄せられてしまう文字があります。
「ライスおかわり自由!」
全く、コイツはいつまで俺を楽しませてくれるんだ。
東京チカラめしはざっくり言うと牛丼屋なんですが、定食も食べられます。なんとライスはおかわり自由。僕はチョロい男なのでまんまと入店してしまい、8個も唐揚げがやってくる定食を頼みました。

定食が目の前に現れたその直後、僕の右隣に
・一昔前の金髪(染まりきらず)
・黒地に金文字のジャージ
・健康サンダル
の女性が座りました。数分後、何故かその女性は不機嫌そうな顔をしました。
僕は美味しい美味しい唐揚げの横にあるキャベツから食べ始めました。健康志向なので。

女性は店員さんに何かを話していました。
端的にまとめると「食券機にお釣りを忘れたまま席に着いたら、続いて食券を買った外国人観光客にそのお釣りを取られていた。でもどこの国の人か解らないので言いに行く事もできない。」という内容でした。店員さんも困っています。
僕は美味しい美味しい唐揚げを食べ始めました。ネギとニンニクのタレがかかっていたので幸せです。

この件に関しては店員さんも、女性も、観光客の方も悪くないのですが、観光客の方はさも自分たちの話をされているとは知らずに楽しそうに食事をし、少し短気な女性は「偉い人呼んで」と店員さんに詰め寄り、日本人だった店員さんはどうして良いかわからない様子。
僕は美味しい美味しい唐揚げを横に添えられていたマヨネーズと共に食べました。美味しい。非常にジャンキーでご飯を食べる口が大きくなります。

僕が唐揚げ定食に夢中になっている間にどうやらこの話は一件落着したみたいです。マジで何が起きたのか記憶に無いです。ただその後女性は「私関東に住んでるけど、今日で大阪の事嫌いになりそうだわ」とかなりデカめの独り言を喋っていました。

僕「おかわりください」

ん…?待てよ?
俺知らんうちに、この女性を煽ってないか?
なんか米の減り方「他人の不幸は飯ウマ案件」と思わせてしまうスピードじゃないか?
そりゃ嫌な事あった自分の隣で、白飯ドカ食いされたらめっちゃ嫌やもんな…ほんでおかわりくださいってお前…

おかわりしてしまいました。別に隣のあんたの事は気にしてへん…それよりも唐揚げが美味かったんやからしょうがないやろ。さあ、2杯目2杯目。

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