僕の定番パンツをご紹介します。 / Gorsch
パンツの一番の重要な点はシルエットだと思います。
レディースに比べて選択肢の少ないメンズ服では、パンツのシルエットが印象に大きく作用します。
どんなに生地やデザインが気に入っていてもシルエットが思っていたものではないとどうしても買いたい気持ちにならない。
逆にシルエットが好みであれば、シーズン毎に生地や色違いで欲しくなってしまうのがパンツ。
リーバイスの501や最近だとNEEDLESのトラックパンツなどパンツはコレだ!
と拘りを持って集めている人も多いと思います。
それはその人にとって定番品。
僕にもいくつか定番品があり、その内の一つをご紹介します。
当店のように店主1人で仕入れも販売もしている店では店主の趣味嗜好が大いに反映されます。
つまり、僕の定番品はお店の定番品になる可能性が高い。
もちろん2023AWシーズンでもオーダーしております。
是非多くの人にこのパンツの良さが伝わりますように。
Gorsch the merrycoachman / Two In-tack Wide Trouser
price : ¥44,000(in tax)
size : 78 , 82
Fabric : Cotton Linen Rough Woven Twill
material : Cotton 56% Linen 46%
color : Ecru , Yellow , Black
Fabric : Cotton Linen Slab cloth
material : Cotton 55% Linen 45%
color : Ecru , Moss Green , Ramp black
僕のお気に入りの定番パンツであり、ブランド唯一の定番品でもあります。
元々ベルリンでコレクションを発表されていましたこのブランド。
その時から続く唯一の継続品です。
2本のタックを取り、それ内側に倒すインタックを採用しています。
腰周りをゆったり見せるアウトタックに比べ、スッキリしたフォーマルな印象になります。
ワイドですが緩やかなテーパードとすっきりレングス。
スッキリするインタックと相まってマジで使いやすいです。
内側にはブランド定番のディティールであるマーベルト付き。
マーベルトとは内側のウエスト周りにつく布のことです。
シャツのはみ出しを防いだりする目的でつけられますが、この外側から見えない自身にしかわからないディティールが愛着が湧いて好きなんだそうです。
今回も生地ごとに違った布が使われています。
また、本来ステッチをかけるような部分でもないらしいのですが、
今回はあった方が見栄えが良いと感じ、生成り糸で掛けているそうです。
こうした小さなことに愛着が持てるのもいいですよね。
当時はデザイン、パターン、縫製の全てをデザイナーさんがしていたGorsch。
全てのレベルが上がっている今でも美しいと言える完成されたトラウザーズです。
今回展開している生地は2種類。
まずはこちらのジャケットとベストにも使われているコットンリネンのツイル。
今期のテーマである鈴木盛久という鉄器工房。
夏の工房はとても暑くなることから少しでも涼しくなる、かつ、作業着になり得る生地になっています。
使用される生地によって毎シーズン印象が全く異なるこのパンツですが、
この生地が今までで一番カジュアルに感じます。
ネップ糸も使用し、麻のカスを自然に残しつつ織り上げていて、
洗い加工がされていることもありとても柔らかな風合いになっています。
これから着用を重ねて洗いを重ねるごとにさらに柔らかくなってくるでしょうし、ヴィンテージのワークウェアのような表情になっていくのが楽しみな素材です。
もう一つの生地はコットンリネンのスラブ生地。
混率は1%しか違いはないですが、全く表情が異なります。
薄手ながらもハリがあり、サラッとした生地になっています。
こちらはツイル素材に比べるとカチッとしているのでフォーマルとカジュアルの中間の使えるやつだと思います。
ステッチワークがいい味を出しています。
パンツはトップスジャケットに比べると試着するのも面倒ですが、着用していただければこのパンツの良さが伝わると思います!
ぜひ着てみて皆さんの定番品になってくれたら嬉しいです!
オンラインストアはこちら。
水岡
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