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飲食店の店長に必要な計数

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7月から銀座で「飲食店の店長に必要な計数」の講義を再開いたします。 どんな内容の講義なのかがわからないと不安だ。 という方はこのマガジンをご覧ください。 飲食店だけでなく、小売店…
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2020年4月の記事一覧

復習問題⑩

同じ500千円の売上が増えた場合、 部門Aを増やした場合は150千円 部門Cを増やした場合は300千円の粗利高が増えます。 粗利率の高い部門を増やす方が利益を増やしやすい。 しかし、利益率の高い商品ほど売上を増やすのは難しくなります。 そこで相乗積の値の高いものを増やす事が 売上高にも粗利高にもバランスが良く、 結果も出やすくなります。

復習問題⑨

相乗積の値は利益(売上総利益)に対しての貢献度を表します。 値の大きい部門ほど利益に対する貢献度は高くなり、より重要な部門です。

復習問題⑧

相乗積の合計が売上総利益率になります。 売上高合計×売上総利益率=売上総利益 2,500×48.0%=1,200千円

復習問題⑦

相乗積は売上構成比×粗利率で求めます。 相乗積の合計は売上総利益率になります。

復習問題⑥

売上構成比は部門売上高÷全体の売上高で求めます。 全体の売上高=800+700+600+400=2,500千円 売上構成比は全て足すと100%になります。

復習問題⑤

問題文から商品の流れを以下の3つに分けることが出来ます。 ①400円で150個の販売 ②半額の200円で45個の販売 ③5個の廃棄 ロス高は廃棄した金額だけでなく、割引した金額も含みます。 200円を割引した45個=9,000円 400円を5個廃棄した金額=2,000円 合計11,000円がロス高です。 ロス率はロス高を実際の売上高で割ります。 売上高①400円×150個=60,000円 売上高②200円×45個=9,000円 合計69,000円 ロス高11,000円÷売

復習問題④

原価140円で1,000個を仕入れた際の金額は140,000円 原価140円÷原価率(1-粗利率30%)=140÷0.7=200円 140,000円÷200円=700個

復習問題③粗利率②

商品を仕入れてその全てが思うように販売できるとは限りません。 時には割引き販売して売れ行きを調整したり、 賞味期限切れで廃棄する事もあります。 この場合、通常に販売した分は 原価150円÷原価率で売価を求めます。 原価率は100%から粗利率を引いたものなので60% 150円÷0.6=250円 250円を100個中の70個を販売した際の売上高と粗利高 200円に割引販売した30個の売上高と粗利高を合計します。 250円×70個=売上高①17,500円 200

復習問題②値入率

値入高と値入率は販売前の予定した利益 粗利高と粗利率は販売後の確定した利益です。 値入率は仕入単価の変化によって変動する場合があります。 売価1,000円原価400円の場合は 粗利高が600円、粗利率は600円÷1000円で60%です。 仕入単価が20%アップした場合、原価は480円に変わります。 粗利高が520円、粗利率は520円÷1000円で52%になります。

復習問題①粗利率

売価から原価を引いた残りが粗利高です。 売価に占める粗利高の割合を粗利率と言います。 値引をすると売価が下がり、粗利高の割合が下がります。 500円の商品を20%で販売すると400円に下がります。 500円の時、60%の粗利率という事は40%が原価です。 500円の40%の200円が原価です。 割引して売価が下がっても原価は変わりません。 売価400円-原価200円は粗利高200円 粗利率は粗利高200円÷売価400円=50%になります。

相乗積の活用方法⑥

価格の決め方には大きく分けて3種類あります。 集客する為の商品 価格は低い 粗利率が低い傾向があります。 通常商品 価格帯は中間 粗利率は中間 お店側が多く売りたい商品です。 通常商品を多く売るためには 高単価商品を用意する事で通常商品を安く見せることが出来ます。 高単価商品 価格帯は高い 粗利率は中間~高め 売れにくい商品です。 売れる事が大切ではなく、通常商品と比較して 通常商品が安く感じるための商品です。 在庫を多く持つ必要はなく、品切れになっても構いません。

相乗積の活用方法⑤

粗利率の高い商品の売上構成比が上がると全体の売上総利益率が上がります。 これはFD率と同じ考え方です。 FD率はFOOD(料理)よりもDRINK(主にお酒)の方が粗利率が高く、 DRINKの売上構成比が高まると全体の粗利率が上がるというものです。 DRINKの売上を上げる為にはメニューの早いページに載せる事です。 お店のイメージや客層にもよりますのでお酒のメニューを先頭に持ってこれない場合もあるかと思います。 その場合はPOPで各テーブルで告知する方法や 1ペー

相乗積の活用方法④

ランキングがあるとお客様も選びやすくなります。 この際に売上高ランキングや販売数ランキングではなく、 相乗積を使ったランキングでおすすめランキングを作成すると 売上が伸び、利益にも繋がります。 相乗積は売上構成比=お客様が購入した結果⇒お客様の需要と 粗利率=お店の利益に繋がる商品⇒お店の需要を 掛け合わせた数字だからです。

相乗積の活用方法③

辛さを3種類にするというのはオーソドックスな販売方法ですが効果があります。 この場合は3つを注文する事はありませんが、 次回来店のきっかけに繋がります。 また「3つの中から選ぶ」という選択は 選ばない。という選択を少なくします。