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山登りに不慣れなオタクのための紅月コラボ@仁和寺(準備編)

はじめに
この記事は2024年5月のあんさんぶるスターズ‼︎の紅月のアルバム『TRIP』と仁和寺さんのコラボで初夏に御室八十八ヶ所霊場巡りに参る予定の、主に山登り初心者で体力控えめの女性を対象に書かれています。
「何を持って行ったらいい?」
「どんな服・靴を選べばいい?」
「ぶっちゃけ私ってショートカットした方が良い?」
という方向けなので山登りに慣れてる方には参考にならないかと思います。

※この記事を書いてる人のスペックはこんななので、各自「こいつの言う『なだらか』は自分にとっては『⚪︎⚪︎』だな」と置き換えてください。
・家と職場の往復だけで5,000歩くらいは毎日歩く
・「結構歩いた」日は25,000歩くらい
・今までで一番きつかったのは安土城跡
・普段使いの鞄が機内持込の重量制限超えてた
・最寄り駅と家(山)の高低差が80mくらい
 ※御室仁和寺駅から成就山頂までは168mくらい

🟥紅月コラボのざっくり概要
・拝観受付でカードと御朱印付きのセットが買える
 ※5/6までに予約していない場合は当日券のみ
 ※カードは数量限定、日によって絵柄の欠品あり
・金堂前の御朱印受付横でコラボスタンプが捺せる
 ※台紙は無い
・御室八十八ヶ所霊場でサイン入りうちわの展示と音声ガイド
 ※六ヶ所目から八十八ヶ所目のショートカットコースあり
 ※音声はスマホでQRコードを読んで各自で再生する

紅月コラボ関係のみの基本ルート
①嵐電の御室仁和寺駅等から仁王門に入る
②すぐ左手の拝観受付で拝観料を支払う
③写真撮影などしながら金堂前へ
④金堂前の御朱印受付でコラボスタンプを捺す
⑤西門から御室八十八ヶ所巡りへ
※コラボ以外のイベントも色々やってるので仁和寺さんのHP見てね
※ナビタイムのスタンプラリーもやってるよ
https://stamprally.mapapp.navitime.jp/lp/ensemble_stars_2023

🟥コラボ参加に必要なもの
霊場をショートカットする場合
※スムーズに回れたとして1時間程度
・拝観料
・コラボスタンプを捺すなら台紙か御朱印帳
・QRコードのリンク先を開いてストリーミング再生できるスマホ
・運動靴

コラボスタンプ

八十八ヶ所霊場を全部巡る場合(各詳細は後述)
・体力
・時間(体力がある健康体で最低2時間、目安3時間)
・山登りに適した服
・山登りに適した靴
・山登りに適した鞄
・水分(1L程度)、塩分、非常食
・汗拭きタオル
・地図(できれば紙)
・モバイルバッテリー
・雨具(傘よりカッパ)

🟥八十八ヶ所巡り、ショートカットするべきか?
まず、下記に当てはまる場合はショートカットした方が良いです。
・天気が悪い(雨や酷暑、濃霧など)
・体調が悪い(頭痛や腹痛、貧血、生理中など)
・前日の睡眠時間が5時間以下
・酒気帯び
・食事を摂ってない
・数十分に1回はトイレに行く必要がある
 (※成就山内にはトイレが全く無いです)
 (※たぶん最寄りのトイレは観音堂横)
・骨折やそれに近い怪我をしている
・500mLペットボトルが2本入る鞄がない
 (※成就山内には自販機や売店は無いです)
・持ち物や服・靴を絶対に汚したくない
 (※ショートカットしても汚れる可能性はあります)
・虫が嫌い
・舗装された道以外を通りたくない
・汗をかきたくない

上記はクリアできるけど体力的に登れるか分からない場合は下記で判断してください。
・地理院地図Globeで見てみる(Wi-Fi推奨)
 https://maps.gsi.go.jp/globe/index_globe.html#667/35.03010518/135.71020006/1/0.33/-51.71/0/&base=std&ls=std%7Crelief&disp=11&lcd=

村上天皇領と龍安寺方丈庭園に挟まれてる細い谷の周りの山が登るところで、斜面をぐるっと囲むように点在してる小さい四角いのが札所です
・『仁和寺』『紅月コラボ』で上がってる山の写真を見る
・第十五番札所(手前は急勾配だが序の口)まで登ってみる

ちなみに、二十五番札所辺りまでならまだ引き返せますが、その辺りを越えると進むも困難、戻るも困難なので、序盤で「しんどいかも」と思ったら大人しく引き返した方がいいです。
熱中症でも事故でも、最悪の場合コラボ終了、以降の案件にも影響が出る可能性があります。

大体の目安(数字は札所の番号)
1〜12:なだらかな坂
13〜15:突然の急勾配
16〜21:じわじわけっこう登る
22〜28:ここまでで第一ピーク
29〜42:高いところを徐々に登って第二ピーク
43〜48:ちょっと谷を挟みつつ第三ピーク(山頂)
49〜52:そこそこ急な下り
53:個人的に鹿が通る道って呼んでる岩登り(一応迂回路あり)
54〜55:53で迂回しなければ隙間を通ってから登り坂
56〜61:下り坂
62〜64:急な下り坂
65:地図がないとちょっと分かりにくい奥の方
66〜67:獣道(池の周りを通る迂回路あり)
68:下り坂
69:わりと急な登り
70〜88:比較的平坦な道とゆるやかな下り坂

現地で配布されてる花まつりMAPと各地の写真

🟥山登りするときの装備品
①服
まず熱中症になりにくいこと、なってしまった場合に体を冷やしやすいこと、次に転んだ時に怪我をしにくいこと、更に万が一の救助に備えて目立つこと、虫が寄ってきにくいことが大事です。
具体的には
・風通しがいい(通気性が高い・ボディラインに沿わない)
・体全体を覆う(長袖長ズボン)
・熱を吸収しない(濃色を避ける)
・すぐ脇や首を冷やせる(※熱中症でまず冷やす箇所)
・UVカット
・頭や首の後ろを覆える(帽子やフード)
・冷え対策の羽織もの(※荷物に入れとく)
・必要ならグローブ

個人的には
・外着にできるデザインの夏用タンクトップか余裕のある半袖Tシャツ
・通気性が高い薄手の長袖フード付きパーカー
・オールシーズン履ける厚さの長ズボン
でいけると思いますが、心配なら山登りウェアメーカーのHP辺りに色々載っていると思うので各自調べてください。
また、転倒に備えて両手を空けておきたいので帽子や日傘よりパーカーのフードがおすすめです。

服の色ですが、黒・紺・緑辺りを一番外側に着るのはやめておきましょう。熱中症リスクが高いです。
おすすめは薄グレー。
それ以外の色は
・熱中症予防 服の色
・虫が来ない色
辺りでググって判断してください。

②靴
登山靴(トレッキングシューズやハイキングシューズ)、スニーカーなら靴裏の凹凸がしっかり残っていて踏ん張れるもの。
履き慣れている、靴擦れしないもの。
山の上で転ぶのは自分の怪我や崖から落ちるリスクは勿論、前後にいる登山者を巻き込んだ事故を起こす可能性があります。
登山に来てるのはどちらかというとご老人が多いです。
足場が悪い、左右に逃げるスペースが無い山道でご老人の上に落ちたら普通に殺してしまう可能性があります。
そうならないように、獣道でも岩でも石段でも葉っぱが積もってる場所でもしっかり踏めて、転んでも自力で踏ん張れるように登山に適した靴を履いてください。
普段、全くスニーカーなどを履かない人は一日仕事したあとの足で靴屋に行って、山登りまでの間に可能な限り履いて歩いて慣らしてから来てください。

③鞄
山の中で摂る水分を予め入れておく必要があるため、ふだんから持ち歩いてる荷物+500mLペットボトル2本くらいは入る物、その重さを入れて山登りできるものを選びましょう。
一番良いのは手荷物がリュック1つだけの状態。
何が良いかと言うと、両手が開くこと、重心が偏りにくいこと。
トートバッグでも斜めがけのバッグでも、重心が左右どちらかに偏りますし、屈んだりするときに片手で押さえる必要があります。
そうなるとバランスが崩しやすい(=転倒しやすい)、転んだ時に両足で踏ん張りにくい、荷物に体が引っ張られる、などのリスクが出てきます。
リュックの場合は重心が中心の背面寄りになるので転んだ場合でも尻餅をつくか、(よっぽど変な歩き方をしていなければ)両膝→両手の順番に地面につくので防御しやすいです。
ちなみにこの時、スマホを持っていると手に持ってるをそのまま岩や地面に叩きつけることになるのでスマホも必要な時以外は出さない方がいいです。(すぐに出したいならウエストポーチにスマホとハンカチだけ入れておくとか)
トートバッグタイプの痛バは重いし嵩張るし転んだ時に缶バッジベコベコになる可能性があるのでやめた方が良いです。多分23番くらいで投げ捨てたくなると思う。どうしても痛バ持って行きたいならリュックサックタイプのやつにもちとかぬいとかの重くなくて凹まないやつを少量詰めるくらいにしましょう。
ちなみに仁和寺周辺にコインロッカーは無いです。

④食べ物飲み物
常温のお茶やスポドリ+水+塩タブレット辺りを準備しておきたいです。
参拝者が最後に飲み物を買えるのは仁和寺の休憩所にある自販機ですが、だいたい冷えてるし種類が限られているので、烏丸〜西院辺りまでのドラストで常温の飲み物を入手しておくのがおすすめ。
夏場に腐りやすい麦茶や、利尿作用があるコーヒーなどのカフェインなどは避けましょう。お腹壊しても山の中にはトイレ無いです。
水は傷口洗うのにも使えるので、転びそうな自信があるひとは傷口洗う用に一本増やしても良いかも(重量と相談で)。
あと、頭痛いかも、涼しい場所にしばらく居るのになんか体が熱い、ずっと歩いてるけど汗かかない、っていうのは熱中症になってる可能性が高いのでそうなる前に、喉乾いてる自覚がなくてもこまめに水は飲んでください。
魔法瓶で冷たい飲み物を持ち歩いている場合は一気にたくさん飲まず、一口ずつ、口の中で温くしてから飲み込みましょう。
食べ物はとにかく腐りにくいもの。腹持ちが良いもの。ゴミが出ないもの。
冷蔵ケースで売られてるもの、弁当やおにぎり、生野菜は避ける。
気候にもよりますが工場生産の常温のパンとか常温で密閉されてる魚肉ソーセージとか羊羹とかの非常食系。

⑤地図
第一札所の受付のところだったかと思いますが、花まつり用の紙の地図があったので、見つけたら確保しておきましょう。
無い場合はTwitterのあんスタのCD系告知アカウントにショートカットコースも含めた画像が貼ってあるので予め画像を保存しておきましょう。
https://x.com/es_song_info/status/1785504425047404565?s=46
山登ってる間だけロック画面の壁紙にしておくと便利です。
(※一応ですが、スマホに保存した画像をそのスマホで閲覧するだけなら著作権的に問題はないです)
通過した札所は地図にチェックを入れるか、札所の番号が分かる写真を撮っておくと遭難したときに役に立ちます。

⑥モバイルバッテリー
写真撮ったり音声ガイド聞いたりするのにも必要ですが、熱中症で動けなくなったり、遭難した時には助けを呼ぶことになるのでスマホの電池はなるべく温存しておきましょう。
そのうえで電池切れに備えてモバイルバッテリーも準備しておきます。
ちなみにキャリアにもよると思いますが、あんスタMusicのホーム画面のキャラ変更や衣装変更は大抵の場所でできました(一部時間がかかったけど)
音声通話やカメラ・ビデオ、明るい場所での使用(画面の明るさが上がる)、暑い場所での使用(熱暴走)は電池消費が激しくなるので山頂までは控えた方がいいです。