雑記(2023.9.27)
関西広島ツアー終了。
一日目京都
sense of wonder二周年パーティ
松尾翠さんの朗読の後ろでギターを弾いた。伴奏は未経験で正直不安でいっぱいでしたが、翠さんが優しく合わせてくれて気持ち良くギターを弾くことができた。
言葉に音楽が乗ることの大きさを僕は知っている。この世で一番好きな声を横に聴きながら、その声をもっと心の深いところに届けるために心臓でギターを弾いた。ずっと好きだった翠さんは眩しかった。
二日目京都
一日目の楽しさを引きずってホテルに籠る。3行だけ詞を書いた。
三日目
京都まどまミュージアム
京都のミュージシャンは本当に自由に音楽と向き合っている気がする。何かに縛られてあれこれ考えながら歌をつくっている僕を顧みた。歌もギターもマイク一本で演奏する難しさ、楽しさ。喉を潰す。
四日目
大阪難波ベアーズ
憧れ続けたベアーズのステージに大好きすぎる共演者達。それぞれがそれぞれの武器を磨き続けた結果、みたいなライブだった。喉を潰したことに引っ張られて色々苦戦。反省が残る。喉をもっと潰した。
五日目
豊田道倫さんと天王寺でランチ。豊田さん行きつけの定食屋さん、行けて良かった。ちょっと昨晩のダメ出しをされる。
西成で一泊。喉は回復せず。
六日目
広島ふらんす座
淡々花拍子さんとのツーマン。彼の歌は生活の楽しさと人生の苦悩が振り切れている。今一番好きなSSW。刺さるってわかって使ってんのかその言葉、どういう脳みそしてたらあんな言葉が歌えるんだろう。
僕は大阪での反省を活かし潰れた喉を気にせずフルスロットル。してたら4弦を切り淡々さんにガットギターを借りる。ガットにはガットにしか見せられない景色があるので、結果オーライいいライブにできた。喉を完全に潰す。
店主のイズミさんと話すと東京であれこれ考えて複雑な形に肥大化した心の泥団子みたいなものが綺麗な球体になる。また大きくして、綺麗になって、をきっと繰り返していく。
七日目
おとまち甘藍
リハで声が出なくて焦る。本番潰れた声を絞り出しながらのライブでもそれはそれでみんな楽しんでくれた。悔いは残るけど歌は伝わったな。ゲストハウスのあたたかい空間、お客さんもだらっとかつ真剣に観てくれて良い時間だった。広島には良いミュージシャンが多すぎると思っていたけど呉も例外でなく、新しい歌をたくさんもらった。おとまち甘藍で一泊。
八日目
僕が「孤狼の血」ファンということでThePOSHのお二人が朝から車で聖地巡礼の旅に連れて行ってくれた。だいたい殺害現場でウケた。峰のかやくうどん美味し。喫茶赤煉瓦へは寄れなかったが、また来る理由ができた。
東京に帰ってくると重たいスーツケースがやけにスムーズに動く。綺麗に舗装されたアスファルト。こういうとこクソだな、と思いつつこれも東京の悲哀だとするとまた歌ができるのかもしれない。
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