詩『time fries』
彼女の目をじっと覗くと
黒目の奥に好奇を感じる
好きという感情も嫌いという理性もなく
自分の好奇心を抑えきれずにいる彼女の目
その目付きで俺を見ないでほしい
値踏みされてる気がしてたまらなく不快
でもそれよりもっと不快なのは
彼女をそうやって値踏みする自分の態度
なんでいつのまに
彼女を忌み嫌ってしまったのだろう
なんでいつのまに
最初の気持ちは消えてしまったのだろう
って、自分勝手に自己嫌悪しちゃってさ
馬鹿みたいだね、ああ笑えてくる
そこに確かに潜んでいるのは
互