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「ご注文はうさぎですか?展」東京会場レポート。パンフレットだけでは分からない会場の魅力をご紹介!

Koi先生による四コマ漫画「ご注文はうさぎですか?」。通称、「ごちうさ」が今年で連載10周年を迎えます。その歴史を記念するイベントの一つとして、浅草橋ヒューリックホールにて「ご注文はうさぎですか?展」が開催されました!

凄かった…!100点を超える可愛いらしいイラストの数々。ラビットハウスや、ココアちゃん、チノちゃんの部屋を再現した空間に、史上初となるKoi先生のイラストメイキング映像など、10周年を祝うにふさわしいイベントだったと思います。僕自身は3回ほど行きましたが、行くたびに新しい発見があり、どの回も新鮮な気持ちで楽しむことができました。

ファンなら絶対に一度は行きたい「ご注文はうさぎですか?展」。しかし中には、都合がつかずに行けなかった人もいると思います。

会場に行けなかった人の中には、実際のごちうさ展がどんな様子だったのか、現地のことを詳しく聞きたい方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、パンフレットだけでは分からないごちうさ展の魅力をまとめました。会場に行けなかった方はもちろん、現地を思いっきり楽しんできた方にも、改めて会場の魅力を伝えていきたいと思います。よろしければ最後までお付き合い下さい。

公式サイトはこちら↓

■ 右を見ても左を見てもごちうさばかりの美術展

今回のイベントでまず良かったのは、圧倒的なイラスト量ですね。アニメのパッケージやきらマの扉絵、歴代エイプリルフール企画の紹介など、100点以上の既存イラストに加えて、新規の立ち絵もありました。右を見ても左を見てもごちうさばかりの美術展。これだけ多くのイラストを一度に見られる機会もそうそうないと思います。

タペストリーを買い集めている方なら経験あると思うんですが、タペストリーってやっぱりどうしても飾る場所に限界がありますよね。イベントで大量のタペストリーを買って家に帰ってきても、部屋に飾り切れない人が大半だと思います。ごちうさのタペストリーは可愛いからついつい見かけると買ってしまいますが、僕自身、押し入れに仕舞いっぱなしになっているタペストリーが結構あります。

その点、ごちうさ展では歴代のイラストが全て見放題。一つ一つの絵も大きくて見やすく、間近で見れば新しいことに気付くきっかけにもなります。音楽喫茶回の扉絵では千夜ちゃんが手に楽譜を持ってますが、あの譜面は読むとDaydream cafeになっているそうですね。

他にもエントランスのキャラクター紹介にあった新規の立ち絵イラストは、口元をよく見ると、5人とも艶やかな光沢があるのに気付きます。ごちうさ展という大きなイベントに向けて、ココアちゃんたちもお化粧をしてやってきたのかな、なんて思いました。

溢れんばかりのごちうさイラストに囲まれながら過ごすひととき。この満足感は、ごちうさ展の会場でしか得られないと思いますね。

■ 劇伴曲と共に楽しむラビットハウス

ごちうさに登場する劇伴曲は世界観との親和性が高いです。2月に渋谷でオーケストラ公演が行われたのは記憶に新しいですね。

アコーディオンの音色が踊る、ごちうさの素敵な劇伴曲が、会場の雰囲気にもアクセントを与えていて良かったです。

特に今回は、ラビットハウスの再現空間が大きな見どころでした。次回予告でおなじみのカウンターから、壁に掛けられたイラストに至るまで、どこもかしこも原作に登場したものと瓜二つです。

店舗の内装だけでなく、ココアちゃん、チノちゃんそれぞれの部屋を再現した場所もあり、本当に作中のラビットハウスを現実に召喚したようなリアリティがありました。

それだけでも展示物として十分魅力的ですが、ここに劇伴曲というBGMが加わります。音楽があると、いよいよもってごちうさの物語が始まりそうな予感。ラビットハウスの賑やかな日常が、今にも目の前で繰り広げられそうです。「君のスカート丈に首ったけ」を会場内で聴いたときは思わず鳥肌が立ちましたね。

最終日の夕方は、1期サントラの「ずっと一緒に」が流れていました。これもまた、最終日を締めるのにぴったりな名曲だと思います。

■ アニメに対するKoi先生のこだわり

ごちうさのアニメは、スタッフ一人一人のこだわりがたくさん詰まっています。原作者のKoi先生もまた、アニメには非常に協力的で、脚本や作画に関して自らの希望を伝えることもあるそうです。このあたりのことはパンフレットにも一部記載がありますが、会場でしか公開されていない情報もあります。その一つが、こちら。

アニメ2期の、第1羽ですね。チノちゃんが笑顔の写真を撮らせてくれない回。序盤でココアちゃんが千夜ちゃんと一緒にツーショットを撮りますが、二人の並びが原作とは逆になっているのはご存じでしょうか。

見比べてみると、確かに原作を反転したような形になっています。細かいところですが、こういう細部までしっかり丁寧に作られているのがごちうさという作品なんですね。もちろん、この改編にはちゃんとした理由があります。

アニメ用の作画資料が公開されているコーナーに、Koi先生がこの改編を指示したことと、その理由が紹介されています。興味がある方は、ぜひ大阪開催のごちうさ展に行ってみてください!

【追記(2021/11/17)】

東京会場の大好評を受けまして、新潟ごちうさ展の開催が決定しました!
おめでとう!(*ノ▽ノ)

■ 個性豊かなメッセージボード

最後になりますが、メッセージボードも個性的で面白かったです。祝福の言葉がいくつも寄せられたメッセージボードを見ていると、ファンの一人として嬉しくなりますね。言葉だけでなく、中には可愛らしいイラストを添えている方もいて、改めてごちうさが多くのファンに愛されていることを実感しました。

メッセージボードは公式ツイッターが写真を定期的に上げていましたが、写真には載ってないメッセージも多いです。スタッフが付箋を回収したそばから次の人がまた貼っていくため、入れ替わりが激しいな、というのは見ていて思いました。いろんな感想を見て楽しむためにも、やはり直接ごちうさ展の会場に行くことをオススメします。

ちなみに最終日のごちうさ展は、拍手とともに終わりました。メッセージボードと特別映像の前で締めの拍手をしてきましたが、ファンの心が一つになった瞬間に思えて良かったです。その場の人たちと一体感を共有することができるのも、会場に行くことの大きな魅力ですね。

■ まとめ

以上、ごちうさ展の魅力について4つほど語らせていただきました。いかがでしたか?

ごちうさ展は本当に素晴らしいイベントです。これを逃したら次はないかもしれないほどの貴重な機会なので、できる限り予算とスケジュールを調整して参加しましょう!

またね!

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