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3期ごちうさの続編はどうなる!?気になる今後のメディア展開を徹底予想

2020年秋アニメの円盤売上ランキングが出ました。

ごちうさは虹ヶ咲、ヒプマイに続く第3位ということで、大型コンテンツの名に恥じない結果となりました。

おめでとう!\(о´∀`о)/

放送当初から評判が高く、何度もツイッターのトレンドにランクインしてきた今作ですから、ランキングもおよそ上位に食い込むだろうと予想はしてましたが、実際に結果を聞くと安心するものです。7990枚は2期の初動10000枚と比べるとやや劣りますが、昔と比べて今は円盤が売れなくなってきてますから、枚数そのものより、「同期アニメと比べてどうか?」といった相対的な位置付けの方が大事だと思ってます。

その点においても、3位という結果は大健闘と言えるのではないでしょうか。

これだけ売れれば、続編が来るのはほぼ確定でしょう。実際、きらら作品における「円盤が売れた枚数」と「続編が作られる確率」について僕は独自に考察してまして、100%制作ラインである6564枚を3期ごちうさは余裕で超えてるので、まあ十中八九、続編は作られるだろうと思われるわけです。

ただ、来るとしてもOVAなのか劇場版なのか4期なのか、気になってる方は多いと思います。

そこで今回は、3期ごちうさの続編について予想してみました!

もちろん、これは予想ですから、必ずそうなるという事を約束するものではありません。ココアちゃんがサプライズの人であるように、ごちうさ制作スタッフもまた、視聴者をあっと言わせようというサプライズ精神に溢れています。我々がどんなに予想しようとも、その予想はきっと軽々と超えられてしまう事でしょう。

当てる、という事にこだわらず、あくまでごちうさを楽しむためのエッセンスとしてお読みいただければ幸いです。

では、やっていきましょう。

■3期ごちうさ最終羽振り返り ―BLOOMの次のテーマは「卒業」と「旅行」―

その前にごちうさをまだ知らない方への軽い紹介も兼ねて、BLOOMの最終回を振り返ってみます。

木組みの家と石畳の街を舞台に、女の子たちの交流を描く「ご注文はうさぎですか?」。ごちうさの愛称で知られる本作のTVアニメ第3弾が昨年10月から放送を開始し、大盛況の中、無事に最終回を迎えました。地上波のシリーズとしては3作目ですが、ごちうさは2期と3期の間に2つの番外編があります。

一つは劇場公開され、興行収入が1億円を越えたことでも話題になった「ご注文はうさぎですか?~Dear My Sister~」(以下DMS)。

もう一つは3期ごちうさのプロローグ的な位置付けであるOVA作品「ご注文はうさぎですか?~Sing For You~」(以下SFY)。

番外編も含めるとごちうさの歴史は非常に長いです。その中で、一人ひとりのキャラクターがしっかりと成長し、夢を育んできました。

3期ごちうさは、まさにその成長の集大成となっています。ココアちゃんの姉としての成長、リゼちゃんの夢、シャロちゃんの努力。作品全体を通して成長が描かれてきた本作ですが、最終羽では、チノちゃんの決断が印象的でした。

ガレット・デ・ロワで指輪を引き当てるチノちゃん。

金属の指輪を歯でモロにかじりました。めっちゃ痛いやつですね(;゜∀゜)

運が良いのか悪いのか、ともかく指輪を引き当てた人には、王様になる権利が与えられます。王様になった人は、周りみんなに一つだけ命令ができます。

いきなり言われても困るということで、一旦は解散。海に興味があるマヤちゃんや、珍しい香りのお香を嗜む千夜ちゃん。シャロちゃんと世界の喫茶店を見たり、リゼちゃんのアドバイスもあって、チノちゃんはある一つの夢を抱きます。

それは、卒業旅行。

リゼちゃんが大学に受かったら、チマメ隊の卒業も兼ねて、皆と一緒に外の世界に行ってみたい、というものでした。

外の世界を知るのはこわい。けど、それ以上に、外の世界を知りたい。皆と一緒なら、きっとどこに行っても楽しい場所になるから。それがチノちゃんの夢ってわけですね。

このシーン、ほんと成長の証なんですよ。マヤちゃん、メグちゃんと出会う前のチノちゃんは、教室でひとり本の世界に閉じ込もっているような女の子でした。ごちうさはあまり悲しいシーンは出てこない作品ですが、大好きだった母や祖父に先立たれてしまった事がその後のチノちゃんに大きな影響を与えたのは確かでしょう。

そのチノちゃんが、皆を巻き込んで、いまや旅行を計画している。ごちうさは成長の物語。いや成長どころか、もはや人生。1期からチノちゃんの成長を見守っているファンからすれば、これほど感動が込み上げてくるシーンは他にないんじゃないでしょうか。

その後のリゼちゃんが「実は大学に受かっていた」というサプライズも含めて、最終羽は大団円でした(  ;∀;)

以上!簡単な振り返りでしたが、この展開から、次のごちうさは「旅行」が一つのテーマだと分かります。

実際、このチノちゃんが計画した旅行は原作でもかなりのページが割かれており、原作8巻一冊では収まらず、9巻も半分ほどが旅行を占めています。

加えて、リゼちゃんは大学に受かりましたが、チマメ隊はまだ受験を終えていません。原作だと、まずチマメ隊の受験があり、それに続くエピソードとして4人の卒業があります。この一連の流れが原作7巻のメインテーマです。

まとめると、次のごちうさは「卒業」と、その記念としての「旅行」の2つがテーマになります。これを踏まえた上で、今後のごちうさを考えていきます。

■3期ごちうさの続編はどうなる!?気になる今後のメディア展開を徹底予想

それでは見ていきましょう。ちなみに先に結論を言ってしまいますが、次のごちうさはズバリ「劇場版」が来ると僕は思っています。

なぜ劇場版なのか。それを今から解説していきますので、どうぞお付き合い下さい。

・仮に次がもし4期だとすると、原作が1クールに収まらない

まず、次のごちうさは4期かOVAシリーズのどちらか一方であると仮定した上で、次に来るのが4期だとしましょう。

すると、ある問題に突き当たります。それは、原作が1クール(=12羽)に収まらない、という問題です。

ごちうさの続編のテーマとして「卒業」と「旅行」が控えていることは、すでに述べました。仮にもし、次が4期だとすると、卒業だけを1クールでやるには明らかにボリューム不足なので、旅行もセットで消化することになります。

そうなると、12羽では収まらない。アニメは1羽につき原作2話が使用されているので、1クールでは原作の話を24個しか消化できないんですが、卒業編は10話なのに対し、旅行編は19話あるので、トータル29話。1クールでは消化しきれないんですよ。

原作7巻の未消化エピソードがこちら。

原作8巻と、9巻の旅行のエピソードがこちら。

旅行は7巻の13話から始まっているので、卒業編は10話、旅行編は19話ですね。

加えて、原作6巻に未消化エピソードが一つあるので、これも4期で消化されるであろうことを考えると、トータル30話を1クールで消化することになってしまいます。

これは厳しい。よって、次に4期が来る可能性は低いんじゃないかと思うわけです。

もしやるとなると、原作の一部をカットしなければならないかもしれない。あるいは、1期みたいに1羽で原作3話を消化する必要が出てくる。1期で原作3話を消化していたのはあくまで前半のほんの一部であり、それも千夜ちゃんとシャロちゃんを早く登場させるという目的のためにやっていた裏ワザみたいなもので、主要キャラクターが揃った今、それをやる意味はありません。ごちうさのスタッフはこだわりが強いので、原作の一部をカットするなんてことも考えにくい。

次のごちうさが4期だとすると、構成の観点から無理が生じます。よって、次のごちうさは4期ではない、と思います。

・ごちうさは「目先を変える」ことを意識して作られている

そうすると、次のごちうさは必然的にOVAシリーズということになりますよね。実際問題、卒業はOVA、旅行はアニメ4期という形で切り離した方が自然だと思いますし、原作7巻には卒業とは直接関係ない話もいくつかあります。それらを4期にシフトさせれば、ちょうど24話に調整することはできると思います。

受験と卒業式のエピソードが4話。これがOVAになるとすると、ボリュームは過去作のDMSに近いものになりそうですね。

この説を補強するために、もう一つ興味深い話をご紹介します。ごちうさって、どうも「目先を変える」ことを意識して作られてるようで、直前にやった事はなるべくやらないようにしてるみたいなんですよ。

SFYのディスクガイドにその話が出てくるんですけど、SFYがテレビシリーズと同じ25分になったのは、DMSを意識していたからです。DMSが60分だから、これとは違うものにする目的で、25分になったという風に読み取れますね。

卒業編の尺がもしSFYと被るようなことがあったら、「卒業編=OVA」説も怪しくなってくるんですけど、その心配はしなくて良さそうです。DMSと同じくらいの尺になるということが、結果としてSFYとは違うものを作ることに繋がっている。

ちなみに、この「目先を変える」という話は、TVシリーズの後日談でも出てきます。

アニメ2期は制作にあたり、「時間をどこまで進めるか」という問題があったらしいんですけど、ここでも監督が「1期と同じ事をやっても仕方ないということも考えていた」と言っています。1期はクリスマスが山場ですから、2期の山場はこれとは違うものにしたいという意図があったみたいですね。

こうした点からも、次のごちうさはOVAシリーズである可能性が高いと思うわけです。

・ごちうさは熱狂的なファンが支えている作品

となると、この新作OVAが劇場公開されるのかが気になるところですが、これは「される」に全額ベットしたいと思います。

理由はやっぱり、尺の長さからDMSが意識されるだろうということ。劇場版にするかどうかという話は、制作の中で一度は挙がると思うんですよね。

ですが、本当に劇場版が可能なのかどうかは、別の話です。特に今のご時世だと、世間の風潮を無視できない。新型コロナウイルス感染症に伴う、外出自粛要請。世間はもっぱら「新しい生活様式」に夢中で、ソーシャルディスタンスや3密などという言葉も聞かない日はなくなってしまいました。

映画館という、まさに3密を体現したような娯楽施設は、こうした世論が逆風になるように思われます。収益性が見込めなければ、ごちうさも当然、劇場版はナシ、という話になりかねません。

けどごちうさって、本当にすごい作品なんですよ。何がすごいかって、「一人あたりの貢ぎ力」がとにかくすごい。

DMSなんか初動観客動員数は79000人しかいないのに、複数回見ている人がいて、中には10回を越えてる人もいる。

僕のツイッターのフォロワーさんにも、入場特典の色紙を集めるために、10回以上映画館に足を運んだという人もいます。

つまり、こういうことです。DMSは数字の上では79000人の観客が来たことになっているけれど、顔を見ると同じ人が何回も来ているよ、という。

完全に笑い話ですけど、こうした特性をもつ作品は、今の情勢では強い。人を集めなくていいわけですからね。言葉を変えれば、少数精鋭。シアターを密にすることなく、一部のファンの力だけで、十分な収益を上げることができる。

実際、僕も公開初日に映画館に足を運びましたが、それほど混んでなかったにもかかわらず興行収入1億突破のニュースを聞いて驚いた記憶があります。

ごちうさには、熱狂的なファンがいる。そして、それは制作スタッフも理解してると思うんです。新作OVAは、このへんの特性が織り込まれる可能性は十分あります。

■まとめ

そういうわけで、次のごちうさは劇場版の告知が来るんじゃないかと思ってます。いかがでしたか?

繰り返しになりますが、予想はあくまで予想です。裏切られることも含めて、ごちうさを目一杯楽しんでいきましょう!

またね!

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