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次回TPの倍率はどうなる!?Rabbit House Tea Party 2021の倍率を計算してみた

■3期放送、お疲れ様でした!

「ご注文はうさぎですか?BLOOM」最終羽の放送が終了しました。

良かった…もう、すんごい良かった(  ;∀;)

僕は単行本で原作を読んでいるので、今回アニメ化される内容も事前に知っていたわけですが、逆に「ごちうさってまだまだ知らない事の方が多いんだ…」って気付かされるくらい、奥の深い作品でしたね。

原作だけではやはりどうしても表現しきれない部分はあって、そういう所の補完が隅々まで行き届いていたような印象があります。おかげでストーリーが分かりやすかったですし、3期からごちうさを見始めた人も楽しめる内容になっていたのではないでしょうか。

アニメはこれにて終了となりますが、イベントはこれからもまだまだ続いていきます。完全に4期がある終わり方をしたので終わったという実感が全然ありませんが(笑、この熱量のまま、来年以降のイベントも楽しんでいきましょう!

さて今回はズバリ、「TPの倍率を計算してみたよ」っていうお話です。

Rabbit House Tea Party 2021。大規模なホールを使って行われるごちうさのイベントは大体「Tea Party」と名がつくので、TPと略して呼ばれる事が多いです。

2021年5月8日(土)に、パシフィコ横浜の国立大ホールで、ごちうさの声優や制作スタッフを交えたトークショーが行われる、というわけなんですね。

ごちうさの一大イベントというだけあって、倍率は非常に高いと予想されています。ですが実際、どれくらいの倍率なのかはきっと知らない方が多いんじゃないでしょうか?

そこで今回は、Rabbit House Tea Party 2021の倍率を計算してみました!

倍率とはすなわち、当選確率です。倍率が分かれば、たとえば円盤を積むべき枚数とかも計算で出せますから有利ですよね。「当たる確率を8割程度まで引き上げるために必要な円盤の枚数はいくらか?」などといった事も計算できますからね。

ぜひ、ご自身のイベント戦略に役立てて下さいね。

■次回TPの倍率はどうなる!?Rabbit House Tea Party 2021の倍率を計算してみた

それでは実際に計算してみましょう。なお簡略化のため、倍率は「ご注文はうさぎですか?BLOOM」1巻に同封されているチケット優先販売申込券を使って申し込む際の倍率とします。一般販売は、除外して考えます(計算が非常に困難なので…)

ちなみに結論だけ先に知りたい方は、最後のまとめに書いてありますので読み飛ばしちゃってください。

・3期円盤1巻の売上枚数を考える

まず真っ先に必要なのが、「3期の円盤、どれだけ売れるの?」という情報です。

当たり前の話、円盤の売れた枚数を上回る申込はできません。円盤1枚につきチケット優先販売申込券が1枚、この1枚で座席を2つぶん応募できるので、「円盤の売れた枚数×2」を上回る数の座席の応募は、ありえないわけです。

また、応募にも期限があり、抽選受付期間は2020年12月25日(金)~2021年2月14日(日)までとなっております。およそ1ヵ月半ですね。

つまり、この約1ヵ月半の間に売れる円盤1巻の枚数×2が、理論上ありうる最大の応募数となるわけです。よって、まずはこの期間に売れる円盤の枚数を予想してみましょう。

これには、過去のデータが役立ちます。Rabbit House Tea Party 2016のあった2期シリーズの円盤売り上げは、画像のようになっているそうです。

1巻、2巻の売り上げが突出してますね。他が1万枚と少しなのに対し、1巻は累計16,030枚、2巻は累計14,269枚と、実に1.5倍近い開きがあります。

これは明らかにTPの優先販売申込券が同封されていたためで、実は今回と全く同じパターンなんですよ。3期円盤の売上を予想する良い材料になりそうです。

1巻の初動の売上は10,469枚で、発売日は2015年12月25日。

2017年2月13日の時点で16,030枚に達していますから、約13.5ヵ月かけて5561枚が追加で売れたことになります。

仮にこれが直線的に推移していたとすると、1.5ヵ月で売れる円盤の枚数は5561/13.5×1.5≒618枚で、初動の枚数と合わせると約11,000枚になります。

もっとも、発売から時期が経てば経つほど円盤は売れなくなると考えられるので、発売から1.5ヵ月はもう少し売れたとして、12,000枚が妥当なラインではないでしょうか?

2期の円盤第1巻は、2015年12月25日~2016年2月14日までに約12000枚売れたと仮定します。

ここで、3期の円盤がどれだけ売れるかを考えてみましょう。12000枚は5年前のデータですから、これを参考に「今のごちうさはどうなのか?」を考える必要があります。

ごちうさのファンは5年前よりも確実に増えてますし、何より3期のごちうさは本当に評判が高い。放送期間中は何度もツイッターのトレンドにランクインしましたし、TLを見てても、円盤を買ったという報告はいくつも見かけます。

2期の円盤よりは、売れると考えて良さそうです。

また、今は政府の自粛要請による巣ごもり需要があります。巣ごもりするような人はイベント行かなくね?とも思いますが、今はメルカリ等を駆使すれば、チケット優先販売申込券だけを売るという事もできます(寂しい事ですが…)。高値で売れば円盤そのものの実質的な単価は下がりますから、巣ごもりする人も、初回限定版(チケット優先販売申込券がついている)を買う可能性があると考えます。円盤の売上は、巣ごもり需要によっても底上げされると考えられます。

よって体感ですが、プラス4000枚程度は2期よりも売れるんじゃないかな?と思います。5000枚や6000枚だとやや多すぎる気がする。

以上より、3期円盤第1巻は、2020年12月25日~2021年2月14日までに約16000枚売れると仮定します。

・申込券のうち、何割かは実際には使われずに終わる

円盤が16000枚売れるということは、ファンの間に16000枚のチケット優先販売申込券が出回ることを意味します。ですが、果たしてそれが全部使われるでしょうか?

これも体感的な話になってしまいますが、およそ半分くらいの申込券は実際に使われることなく終わるんじゃないかと思います。急な仕事が入ってしまってイベントに行けなくなった、という話はよく聞きますし、申し込むのを忘れたまま期限を過ぎてしまった、というのも、イベントにはつきものです。転売に出された申込券も期限内に一つ残らず全て売れるとは考えにくい。

となると、やはり半分くらいは使われずに終わるんじゃないか、というのが、僕の感覚です。

ただ実際、ちょうど半分かと言われると、もうちょい使われるような気もします。そこで、この割合は、フィボナッチ比率に従うものとして計算してみます。

フィボナッチ比率。なんだか急に専門的な用語が出てきましたね。小難しい説明は興味があったら各自調べてもらうとして、要するに「人間が一番ちょうどいいと感じる比率」であり、いくつもの自然現象がこの比率に基づいて形成されています。

面白いのは、この比率、僕がやってるFXという投資でもチャートの分析方法として確立されてるんですよ。

FXは市場参加者が非常に多く、1日で実に600兆円近くも取引が行われます。様々な思惑が交錯する市場は、ある種の自然現象のような動きをするわけですね。

そういうわけで、16000枚のチケット優先販売申込券のうち、どれだけの枚数が使われるのかも様々な思惑が交錯すると考え、フィボナッチ比率に収束するとします。

フィボナッチ比率で最も頻出するのは、38.2%と61.8%です。他の数字もちょくちょく見かけますが、一番よく目にするのはこの2つです。100-38.2=61.8ということで、ちょうど互いに相補的な関係となっている。

16000枚のうち、61.8%が使われると考えると、ちょうど感覚的にも納得しやすいんじゃないかと思います。

16000×0.618=9888枚。これが実際に申し込みに使われる券の枚数としましょう。

・実際に使われる申込券によって何席の応募があるか?

最後に、9888枚の申込券によって何席の応募があるかを考えます。

これは1席か2席の二択ですから、ひとりで参加する予定の方は1席しか申し込まないでしょうし、誰かと一緒に参加する予定の方は片方の人が2席まとめて応募するでしょう。

こればかりは推測が難しいですが、今まで僕がイベントに参加してきた経験からすると、参加者の50%くらいは誰かと一緒に歓談している印象があります。

その中でも、2つの席を応募するのはさらに少数。およそ20%程度だとすると、ちょうど参考になりそうなフィボナッチ比率があります。23.6%です。

23.6%の申込券が2つの席、残り76.4%の申込券が1つの席での応募だと考えると、9888枚の申込券によって応募される席の総数は、

9888×23.6÷100×2+9888×76.4÷100×1=98.88×(23.6×2+76.4×1)=12,222

Rabbit House Tea Party 2021には、およそ12,222席の応募があると考えられます。

・Rabbit House Tea Party 2021の倍率は!?

ここまで来れば、後は簡単ですね。

パシフィコ横浜の公式サイトによれば、国立大ホールの収容人数はおよそ5000人です。

このうち、およそ7割程度がチケット優先販売申込券によって埋まると考えると、3500席が12,222席の応募の中から選ばれることになります。

12,222÷3500≒3.5倍

■まとめ

というわけで、次回TPの倍率はおよそ3.5倍という結論になりました。

やっぱり高いですね…!(;゜∀゜)

今回の計算は3期の円盤1巻がおよそ16000枚売れることを仮定して行っていますから、円盤がそれ以上に売れれば、もっと倍率は跳ね上がるかもしれません。

どうしても行きたい方は、円盤を積むなりして、対策を取らないといけないかもですね。

それでは、今回はこのへんで。

またね!

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