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ゆづきち わっしょいnote

私たち同期は、今までずっとお互いをばかにし合い、笑い合うコミュニケーションを取ってきた。もちろん悪い意味ではなく、よくあるいじり合いである。

そんな私たちだが、社会に放り出される未来が目前に迫ってくると、お互いに不安を口にするようになってきた。3回生までと大きく違い、4回生では互いをばかにし合うコミュニケーションよりも、みんなすり減ってしまった自己肯定感を穴埋めし合うような、持ち上げあうコミュニケーションを多く取るようになった。小さいことでも褒めあい、誰かが不安を口にするとその人のいい所を言って大丈夫だと言う。誰が言い始めたか、自分たちのことを「わっしょいサークル」と呼ぶようになった。3回生くらいから、大会が無くなったことや就活や卒論で忙しくなったことで、同期でかるたをたくさん練習しているという人は少数派だ。私たちは一緒にかるたをする時間より、わっしょいをする時間の方が長い。

今日は、わっしょいサークルの活動の一環として、ゆづきちと赤穂温泉に2人旅に行く道中で、お互いの「良いところ」を書くnoteを書こうということになった。

↓ ゆづきちが書いてくれたわっしょいnote

https://note.com/makeko/n/nce7d79464507

ゆづきちとの最初の出会いは、今出川での練習だ。大学初めでやる気満々なゆづきちは田辺の練習にも来てくれた。試合をした次の日、ゆづきちから急に定位置が送られてきて、アドバイスを求められた。その後、通学に2時間くらいかかるゆづきちは、一限に全然行けずにいた。そのため、少しの間だけ私の家から今出川に通学をしていた。考え方や生活の共通点も多いことが分かり、そこからすごく仲良くなった。

ゆづきちは、決めた目標に向かってしっかりと努力ができる人間だ。自分のことを「ナマケモノ」だと思い、「マケちゃん」と呼ばれたりもしているが、これはゆづきちの努力の目標水準が非常に高いからである。1回生の頃もかるたの質問をたくさんしてくれた。目標対象がかるたから別なことに移り変わっていっても、その根本の「努力したい」というところは変わらない。ゆづきちはいつだって何に対してだって本気だ。そこが良い。自分でたくさん調べたり、道筋を自分の頭で考えたりしながら進んでいける。そして向上心が高い。最近はダイエットのために毎日歩いて伏見稲荷まで行って、登って帰ってきている。すごい。

私とゆづきちが気が合うのも、なにか頑張る自分でありたいという生き方が似ているからでは無いかと思うし、私がゆづきちを好きだと思うのもそんな生き方がカッコイイからだと思う。

それからゆづきちの1番の良いところは心が広いところだ。ゆづきちは悪口を言わず、他人を否定しない。他人を尊重できる人間だ。そんな一方で芯のある考え方を持ち合わせている面もある。もし世界中の人がみんなゆづきちだったとしたら、きっと優しい世界になるだろうと思う。

ゆづきちはあまり人とのおしゃべりに自信がないようだが、頭の回転がはやくて会話のキャッチボールがうまい。その他にも自信が無いところがたくさんあるみたいだけれど、一生懸命に努力する姿はとても素敵だ。好きなことだけではなく、苦手なことや自分の嫌いなところを直そうという努力もできる。ゆづきちが可愛くなりたいと思ってからゆづきちはもっと可愛くなったし、人と話すのが苦手だから頑張りたいと言っていたけれど、私よりずっとできている。きっと「なりたい姿」がキラキラ眩しいから自信が無いのかもしれないが、ゆづきちは確実にその理想の自分に近づいていっていると思う。



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