東の祝祭

自分たちは正しいことをしている。
その正義を疑う事もせずに、他者に振りかざす。
どんなに酷いことをしても正義に酔って、正しいことをしたのだと、自分を救う。たとえ相手がどうなろうとも。
疑った者には懲罰を与え、思っていても言えない集団心理が働き思考力や判断力を奪っていく。閉鎖された場所に居続け、外界との接点を無くすと、凝り固まって悲劇が起こる。典型のような村でしたね……。

ヒースとシノがめちゃくちゃどやばの状況になってたのに、誰もザシャを責めたりしない。シノが、自分がヒースと出会えたようにってところがめちゃ好きだな……ってなりました。それほどまでに、出会えて良かったって思える相手が居る事をとても羨ましく思ったし、そう思えるシノの心が素敵だなって思った。(いやでも裏を返すと今までの境遇が酷いんですけど)
手を汚してきたかもしれないけれど、汚れてなんか無いよって、そう思ったよ。ネロも、今まで守ってくれてありがとう、って。
間違った正義で過ちをおかしたことを理解して、責めずに認めてあげたのが、もう、ネ…ネロ……!!ってなりました。
もう、いいんだよって。救われたと思うし、許されたんだって思うと思ったから。過ちをおかして、自分でそれに気が付いた時、誰かに許しを与えてもらいたいから。謝るのは確かに悪いことをしてしまった相手への誠意なんですけど、謝って自分が許されたいから、っていうのもあると思っています。いやでも、この優しさが解った時が一番の地獄かもしれない。
責められなかったことが逆に辛い時もあるよね……。優しさは時として人を傷つける…難しいね。

あともう、ファ先生~~!ミの襟ひっつかんじゃうファ先生~~~!恨み深いのもめちゃ好きです。演技してるのもかわいかったですね!シノには未来があるからここで待ってろなファ先生も良きでした!
あとあと晶君…!!シノの鎌持って立ち向かおうとするとこ……そういうとこ好きです。ありがとう、ありがとうございました……。

自分の見分だけじゃなくて、広く知っていくようにしたいなあって改めて思いました。

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