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【読書記録】No.18 プレゼン思考


【著者】
小西利行

【印象に残った文章】

・正確性のある未来だけじゃなく、懐かしい未来やバカだと思える未来、失敗できる未来もある方がきっと楽しい。

・正確にインプットして間違わないことをやるまでの評価は、今度AIに置き換わる。だから今後人々がやっていくべきなのは、面白いことを情熱的に追求することだ。

・やりたいからやる。面白いから追求する。それが大切。やってみて失敗して、それでも頑張って頑張って、いつか成功するというのが人生の本質になるだろう。

・AIなどの効率化の反動で、世の中が愛着を求める時代になっていく。例えば誰にも分かってもらえないけどこの居酒屋が好きとか、なぜか分からないけど大好きな場所とか。

・これからは明日の儲けより、長い儲けを考える時代。まさに売れるよりも愛されることを大切にする時代

・愛着は「本質の追求から生まれた非効率」から生まれる。美味しさを追求するがために徹底的に手間をかける寿司屋は世界中から愛される。

・効率的に目標を達成する方法と同時に、人がワクワクしたり幸せになるようなことをしなきゃいけない。

・嫉妬は、自分の理想と、今の理想のギャップを認識することに繋がるため、とても良いこと。そのギャップを認識しないと人はそれを埋める努力をしないし、成長もしない。

・良いビジョンがあれば、放っておくとバラバラになる力がひとつになって動き出し、うまくいけば数十年もの間、力を発揮できるようになる。

▼きこりと教会の例から
単なる作業では人は高いモチベーションを保てず、反対に共感できる目的があればモチベーションを高く仕事ができる。
「教会を建てる」というビジョンがあれば、作業であってもモチベーションが上がり、給与や待遇とは違った動機で積極的になると思う。


▼桃太郎の例から
犬と猿とキジは、団子に釣られたのではなく、「鬼退治」というビジョンに「ワクワク」したからこそ動いた。


今世界は混迷の時代。その時代に必要なのは、ちょっと無謀でもワクワクする未来を提示して、そのために努力し汗を流せるリーダーの姿。イーロンマスクをはじめ、尊敬する経営者に共通するのは、ワクワクする未来を妄想し、その未来へ一緒にいこうと手を差し伸べる力を持っていること。

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