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キャリア的視点415 -変わりゆく日本語-

こんにちは(^^) ひだです。
今日のテーマは「日本語」です。

近年よく言われる「日本語の乱れ」の正体を私なりに分析してみたのですが… いかがでしょうか^^;

日常に潜むキャリアの種を感じていきましょう。
読了時間は3~5分です。


新しい日本語

「うざい」と言う言葉を皆さんももう使っていますよね?
「鬱陶しい」のようなニュアンスで使われることが多いですよね^^

ところがこの言葉、50年前の日本で使われていた言葉では無いようです。テレビ・ラジオという技術の革新により1980年(約40年前)頃より広まったもので、元々は東京都の、しかも東京多摩地区の方言「うざったい」だと言います。
しかも「うざったい」の本当の意味合いは「うじゃうじゃしている」というもので、その意味では「しつこくてうざい」の様な使い方は本来の使い方ではありません。たったの40年でこれほどに広まり、定着し、かつ意味が変遷して言った言葉も珍しいと思います。

もう一つ、自分の妻のことを「嫁」と呼ぶ傾向が近年みられます。最初に言っておきますと、私はこの言葉は『絶対』に使用しません。
本来の「嫁」の意味は、「自分の息子の妻」です。ではなぜ、これが自分の妻に対する言葉に変わってきたのでしょうか?

それは2チャンネルなどのインターネット掲示板における『隠語』らしいのです。未婚男性の『息子』の(二次限画面の中の)妻、はっきり言ってしまえば「妄想上の妻」を指す隠語から来たものだというのです。私の妻は妄想上ではなく、現実にいます。いつでも実際に手を繋げます。だから私は「嫁」という言葉を使いません。その変遷理由を知ってしまった以上使いたくないのです^^;
ただし例外も存在するのかも知れません。関西の芸人さんを中心に使う人が多い様に思いますが、ひょっとして関西圏は先の理由より前から意味合いが変遷しているのかも知れません。

使うか使わないかは、「あなた」次第です^^;


日本語の乱れ

ここ何年、何十年と「日本語の乱れ」なんてことが問題視されています。有名なのが「『ら』抜き言葉」「ファミコン(ファミレス+コンビニ)言葉」などが挙げられます。

『ら』抜き言葉とは、

「○○みられる」→「○○みれる」
「食べられる」→「食べる」

などの様に「れ」の前の「ら」が抜ける表現です。若い世代に多いのですが、「尊敬表現」と「可能表現」の区別をつける為、という見解もあり、これも時代の変化の中の変遷のひとつなのでしょう。

「ファミコン言葉」とは、

「お預かりするになります」
「~のです」

等の表現を言います。ファミレスやコンビニなどでよく使われるからというネーミングらしいのですが、様々な場面で当たり前のように使われていますね。


伝統的な日本語って?

はっきり言えば、日本の伝統的な言葉遣いを大切に、という意見は最もあのですが、言葉なんて言うものは時代の変化の中で次々に変わっていくものなのです。「伝統的な言葉遣い」というのであれば、私達は「○○でおじゃる」の様な言葉を使っていなければいけなくなるのでしょう^^;

時代の変革の中で他国語が大量に流れ込み、デジタル機器の発達で日本各地の言葉が融合してきました。さすがにこの何十年かはその変化が激しすぎて目に見えた変化にいろいろな意見が出てきているのだと思います。
私は先述の「嫁」はその理由から私用しませんが、それ以外は結構素直に受け入れています。

それは私自身が「成長」という意味での変化を、今までもこれからも続けていくつもりだから。使いたくない言葉は使わない、という取捨選択を繰り返しながら、です。

皆さんもぜひ、他人の意見(今回のブログも含みます^^;)に振り回されることなく、ご自身の考えで使い分けてみましょう^^ それがキャリアの選択にも繋がる考え方だと思います。



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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。


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