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霧島の北斗七星から北極星へ

霧島の北斗七星から、北極星の位置を探ると、ちょうどの場所に藺牟田池があり、そこに磐座なり巨石がないかと情報探っていたら、すごい巨石があった。竜石(たついし)と言い、女性の竜が姿を変えたといういわれがある。

柄杓の底辺の5倍の位置に北極星がある (GoogleMap)

加治木ICあるいは姶良ICから車で40分ほどの距離。
藺牟田池は火山湖で、藺草があって大正時代には収穫していたため、藺草のある湿地ということで藺牟田というのだそうだ。
直径は1km、周囲に道路があり、公園やキャンプ場もあって行楽客が多い。桜や紅葉もきれいな場所で、藺牟田湖の周りのいくつかの山は400mから500mくらいの山があり、登山周遊コースとなっている。

GoogleEarthより。取り囲む山のひとつに竜石がある
GoogleEarthより。3Dで。

キャンプ場があり、それに向かって進む。

キャンプ場手前で竜石が見えた。

少し見にくいが竜石が見える 意外と大きい
拡大してみた

キャンプ場手前、左手に上る分かれ道があり、それを進んでいくと、比較的新しい案内看板があり、竜石方面へ。
すぐに竜石左の看板があり、細道に入る。分かれ道で右となっていたので、さらに進むが、なかなかたどりつけない。地図で見ても遠ざかっている。おかしいと思い、引き返すと竜石入口の看板が。

見逃していた看板

見過ごしていたのだ。最初の分かれ道のところに駐車できるスペースがあったので、そこに駐車して、入口へ。

少し覚悟がいるような道
次第に道じゃないような道に

どなたかのブログで10分くらい歩くとあったが、すでに15分経過。しかも登りが続いたらこんどは降ったりというのが続く。

足腰が、、、、

結局20分近く歩いた。看板が見えたので、お、ついに到着かと思いきや、山頂の看板。

交葛山460m

ここからも道は続く。大きな岩があり、そこかと思ったら、そこではなく、大岩の間を上って少し行くと、ついに到着。

竜石の看板

祠があり、その先に竜石があった。

パノラマでの竜石
竜石、壮大だ
竜石の下にいける道がある
左が竜石

霧島山系がはるかに見えた。高千穂の峰はかすんでいたけれど。

はるか遠くに霧島連山の一部が

男竜女竜の伝説では、男竜が霧島連山の大浪池の女神たちに会いに行き帰ってこなくなった。それを待ち焦がれて、西側の山に登ったところを村人に見られ、石に変わったという。
確かに大浪池の方角を見つめているように見える。
それから長い時を経て男竜は藺牟田池に戻ったがそこに女竜はいない、ふと山を見るとそこに石となった女竜がいたとのこと。

山頂は風が通って気持ちよく、一休みして、帰路に、
反対側に道があり、ブログにあった10分程度はこちらだったのかと降りてみることに。車を反対側に置いているが、地図を見るとここから降りて道路を歩いた方が安全と判断し、そこから降りていく。

こちらの入口は頑丈な鉄の階段も

確かにこちらのほうが圧倒的に近い。道も歩きやすい。
結局、キャンプ場手前から入り、そのまましばらく道を進めば駐車スペースも十分あるこの入口にたどりつく。

竜石伝説の紹介板
外輪山登山道が紹介されている

近くに山王岳環状列石があるというので寄ってみた。
手前に廃仏棄釈により無くなった、400年前に建立された瑞奥寺の跡がありその奥に山王岳環状列石があった。


詳しくはわからないが、古代人の儀式の場所かと
タケノコがたくさん顔を出していた

竜石といい、この列石といい、古代のロマンを感じる場所であった。

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