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一方天のやつ

怖いサムネですみません、心鏡の湖です。BGM作りました。

『一方天 痛みの忌み子』というタイトルです。すごい物騒。忌み子て。

ちなみに、いみ"ご"なんですね。数秒前までいみ"こ"だと思っていました。文字通り忌々しい子という意味になります。では、忌み子の正体は誰かというとネタバレになるため教えられません。すでにケチャップ王国の作品群には登場しているため、おおよそ誰かは見当がつくかと思います。

タイトルを見て、『一方天』ってなんぞやと疑問に思われた人はいることでしょう。辞書には載っていない造語です。この表現、2016年あたりでケチャップ王国が4部構成になると考えたあたりから登場した表現になります。『千と千尋の神隠し』でエレベーターに「二天」や「天」という表記がありますが、それをイメージするとわかりやすいですね。もしくはティアとかランキングとかと表すことができます。一方天ということはトップです。最強。

『ケチャップ王国の中でもっとも最強の人間』ですね。ここで注意してもらいたいのは"人間"ということです。ケチャップ王国には神様とか創造主とか出てしまって戦闘力がインフレを起こしてしまうため、あくまで人間の中で最強です。なんだかしょぼく聞こえてしまいますが、魔法が使える空間においての最強ですからね。星を破壊できるほどの人間はさすがにいませんよお~嫌だなぁ~(いる)

曲については、まあ、特に言うことないです。メロディーを思いついたのが自転車で理髪店に向かおうとしている道中でしたね。鼻歌を歌っていたところ、一方天のキャラクターの顔が浮かびました。苦しい表情を浮かべていて、それが自分の痛みと合致した感覚があったのです。そこからはコメダに行きたい欲求を抑えて帰宅して、そのまま作曲にとりかかったというわけですね。

アルトサックスと前回の『executor』で使ったトランス系ベースやドラム。半音下降進行は『運命よ、共にあれ』や『坎為水 - 逃避行』で使われ、さすがにマンネリ化を起こしていてもまだ擦り続けるという有り様。痛みや悲しみを表現するならこれが最適で他の表現のしようがないというね。

あとは印象的なメロディー。鼻歌で歌ったのはピアノパートが終わった後の前半フレーズだけです。それ以外は自宅で考えたものですね。後半フレーズもまた印象的。裏を返すとありきたり。でもそれでいいのです。「実質的なラスボス曲なのに曲が短くない?」と思った方、お察しください。

一方天のシルエット

サムネ及びジャケット画像も印象的。赤と黒の組み合わせとシルエット。不気味な目と、一方天であることを表すⅠが表示されています。本当は一方天のキャラクターをシルエットではなくちゃんと描こうという気持ちもありましたが、構図も何も思いつきそうにないし、仮にできても投稿できないクオリティになりそうだからと断念しました。液タブかわいそう。

そんなところです、はい。

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