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タロットで運命のハンドルを握る 〜基本の考え方〜

この記事は、私が学習したタロット占いの知識をアウトプットするために書き起こしています。
内容は主に『かげした真由子先生監修タロット占い協会の無料講座』で学習した内容を自己解釈してアウトプットしています。
講座に興味がある方は下のURLから申し込めます。



運命のハンドルを握るとは?

まず、運命のハンドルとは何のことか?
運命のハンドル=自分で望む未来へ向かって自分の意志で進んでいく力
自分の人生や運命は、生まれたときから決まっているものでも誰かに委ねられるものでもない。自分自身の意思決定や行動によっていくらでも変えていくことができるものである。
自分の人生は自分のもの、他人に決めてもらうのではなく自分がどうしたいか(自分軸)を持って生きることが運命のハンドルを自ら握るということ。

運命のハンドルの土台となる考え方

すべての人にとって未来は決まっておらず、選択次第でたくさんの可能性がある。
占いといえば「ズバリ当てます!」といった未来決定論型の占いスタイルが世の中に定着しているが、本当は未来など決まっていない。未来を決めているのは自分という世界観を持つことが大切。

未来決定論型の占いと占い依存

占い好きの人は、はっきりとした正解を求める傾向が強いため「未来はこうなる」「こうすればうまくいく」といった白黒はっきりした答えや正解を欲しがる。これは占いに来る人自身の失敗体験や潜在意識に蓄積されたネガティブな感情によって自信が持てないから誰かに決めてもらおうという精神状態からくる行動であることが考えられる。まさに自分の運命のハンドルを他人に委ねてしまっている状態と言える。
このように不安解消のために占いで「未来はこうなる」「こうすればいい」と言われてその場は安心できるが、自分で決定したわけではないため後々不安や迷いが生じてしまいやすい。安心できる正解を求めてグルグル悩むというスパイラルに陥ってしまうのである。
このように未来決定論型の占いは一時的な安心感を与えるが、他のネガティブな可能性や不安が出てくるとまた占いに行くという依存に繋がる事例が多い。
依存させることをビジネススタイルにしている占い師もいるが、依存という状態は相談者側にも占い師側にもいい影響を与えない。
相談者は依存することで望む未来を自分の意志で選択・決定する機会が奪われ不安のスパイラルから抜け出せなくなる。
占い師は相談者が不安のスパイラルから抜け出せない現状を目の当たりにすることで占い師としての自信を失ってしまう。ネガティブな状態の人を見続けることによって占い師という仕事を続けていくことさえも難しくなってしまうのである。

【当てるを目指して依存になる占いの奥にあるもの】
・予言のような未来決定論
・正解を求める気持ち
この2つを手放さないと運命のハンドルは握れない。

運命のハンドル 〜占い師のスタンス〜

運命のハンドルを握るタロット占い師の仕事とは、存在しないたった一つの正解を教えるのではなく、運命のハンドルを相談者自身の手に取り戻させて自分で進めるようにサポートすることである。
占い師のリーディングによって相談者自身が自分の状態や立ち位置に気づき、どんな未来を望むかを自分の意志で選択して進むことで依存することなく不安を解消していくことができる。
占い師は、相談者自身が自らの人生をクリエイトしていく力を持っていると信じ、その力を引き出せるように相談者主体で話をすることが大切である。

人間は誰しも辛い思いはしたくないものだが、失敗や挫折もただの体験でありそこから学び成長することで人生を良くしていくこともできる。
運命のハンドルを自ら握ることができれば、挫折したときに誰かのせいにしたり自分の現状を必要以上に悲観して進めなくなったりすることなく軽やかに生きていくことができるようになる。

【運命のハンドルを握るタロット占い】
・自分が未来を決めて自由に人生を選んでいける
・タロットは自由なツール、未来を決定するものではない

運命のハンドルを握るためにタロットが有効な理由

人間は何かをしようとした時、顕在意識と潜在意識にズレがあるともやもやして悩んでしまう。

例)結婚したいのにうまくいかない。どうしたらいい?
→顕在意識では結婚したいと思っていても、潜在意識では結婚に対して不安があったり、結婚することに対してしっくり来ていない。 結婚を望みながらも結婚に対していいイメージが持てていない。
結婚に対して過去の経験から潜在意識にネガティブなイメージが定着していることで結婚しないという現実を無意識に選んでいる。

このように潜在意識を理解せずに進んでいると、自分で決めた未来に進んでいるようで潜在意識の自分に引っ張られてしまうという状態になる。
ウェイト版タロットは潜在意識の世界を旅するための道具であり、カードの絵柄には人間の思考や行動のパターンがまんべんなく描かれている。そのため、どのカードが出ても相談者の潜在意識に引っかかるワードが必ずある。自分では気が付いていないだけでそれぞれのカードが表す視点はすべて相談者自身の潜在意識の中に存在している。
タロットは卜術であり展開されるカードは偶然に出るものだが、偶然だからこそ顕在意識とは違った角度からの視点や新たな発見を与えてくれる。
タロットカードを通して潜在意識の声を認識し、潜在意識に定着したネガティブなイメージを自分が望むイメージ書き換えることで顕在意識と潜在意識のズレがなくなって前向きに進んでいけるようになる。
悩んでいる頭で考えても解決策は見つからないというが、それは顕在意識ではなく視点を変えて潜在意識を掘り起こさないと良い解決策は出てこないということだ。この「視点を変える」というところでタロットカードが役に立つ。
偶然出たカードの視点で相談者の潜在意識や相談者を取り巻く集合的無意識を占い師が読み取り言語化することで、相談者自身が自分の中に眠っていた本当の気持ちに気付くことができる。
そして潜在意識のネガティブな感情やイメージを書き換えて再設定することで顕在意識とのズレが無くなり、望む未来を選んでいくことができるようになる。


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