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ある日の個別教室

不安感のある子


お二人の個別教室をさせて頂きました。
一人目の小学校低学年の男の子は、今まで聞いたことのないくらいのハッキリした声で「こんにちは!」と声をかけてくれて、その後も、終始楽しそうにエクササイズに取り組んでくれました。水彩エクササイズでは、青と赤で空間を認知する課題にはじめて取り組みました。私のお手本をしっかり見て「青はここまでか。紫をつくるんだな。」と自分で考えています。(外言してくれるので、わかりやすい!)
実際に描く場面でも、よくよく考えています。
実は彼、最近不安定になることがあったのです…子どもが不安定になったとき、少し前よりも泣いたり、癇癪をおこしたり、固まってしまったり…
周りの大人は心配してしまいがちです。
でも、発達が後退した!のではなく、絶賛発達中!のことがよくあります。
発達の階段を上がるとき、今までわからなかったことが少しわかるようになることで不安になります。でも、まだそのことを伝える言葉を持ち合わせていない…だから泣いたり、怒ったりの表現になるのです。
そのことを、大人がわかっているだけでも子どもは安心します。
好きで、グズグズしている子はいないのです。

空間認知の幼い子

もうひとりは、高学年の男の子。
空間認知の課題を抱えています。
空間認知はボディージオグラフィとの関わりが大きいです。
表面的には、運動の苦手や文字の苦手として出てきます。でも、実は【お金】の数感覚や音楽の【音階】や鍵盤の位置などさまざまな苦労として見えてくるのです。
でも…その根本、空間認知の土台となるのは…なんでしたか?そうですボディージオグラフィつまり【身体】なのです。
表面的なことだけでなく、苦手の根本にアプローチすることは子どもにとっても実は…楽しいことなのです!

「たのしい!」の中には【学び】がたくさんつまっているのです。

毎回ですが、子ども達のエネルギーに只々感動しています。
いつもありがとう。

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