2Pickについて 補足
前の記事の続きです。
前の記事:https://note.com/mizudome/n/n3cfa1694b53d
思っていたのと違う捉え方をされているかもしれないと感じたので、
ちょっと書きます。
前と同じく、当たり前のことしか書きません。
今回の記事は文字を削ってないので、冗長です。
それと前回・今回で語っていることは、古の2Pickerに教わったことも多分に含まれています(彼らの名誉のために明記しておきます)
目次
Ⅲ. 前の記事の前提
Ⅳ. プレイについての補足
Ⅳ-1. なぜ進化顔面ができないのか
Ⅳ-2. じゃあ、どうすればプレイがうまくなるの?
Ⅲ. 前の記事の前提
まず
リーダー選択/pick≒マリガン>>>プレイ
前回の記事で書いたこれですが、意図を一行で言うなら
「プレイミスで優勢/劣勢が逆転することもあるが、まずpickとマリガンで優勢に立てないと話にならない」
という理屈であり、プレイを疎かにして良い訳ではありません。
また前回の記事は、2Pickがうまくなりたい人達に向けて書いています。
しかし、一番のターゲットは、2Pickは相当練習しているのに強い人達と戦うと何故か負けてしまう人達に向けています。
具体的に言うと、1日あたり平日で2~3時間、休日に5~10時間くらい2Pickのルームマッチやアリーナをやっているのを前提で書いています。
※社会性を保ちながら上達する場合、社会人の限度はこれくらい
※リアルの生活と鑑みて、プレイ時間は決めてください
これくらい2Pickをしていると
・リーダー順位は、使って強かったリーダーと対戦していて意外と苦戦したリーダーを覚える
・pickは、使って強かったカードと対戦相手に使われて強かったカードを覚える
・プレイは、自分がやって強かったプレイや対戦相手にやられて大変だったプレイを覚える
このようにマリガン以外は、自分だけでなく対戦相手からのフィードバックもあるので、比較的自力でも上達できます。
しかし、ルームマッチなどで両方の手札を公開して見せ合いながらやっている訳でもない限り、対戦相手がどんなマリガンをしているのかだけは分からないので、意識しない限り上達しません。
正直、マリガンだけは意識してやってないと
「2コスフォロワーはキープ、2コスいたら3コスもキープ。2コスいて後攻ならフィニッシャーもキープして良いか」
というマリガンを、デッキの内容に関わらずやってしまいます。
※基本に充実なマリガンなのですが、無難なマリガンなので失敗しません。
そのため、他のマリガンの可能性を探れなくなりがちです。
私も2Pickで遊び始めてから長い間、上記のようなマリガン固定でした
なので、個人で強くなるならマリガンを意識した方が良いです。
他のことは、アリーナなどで数を回していれば大体整ってくるからです。
2Pickもローテもアンリミも囲碁も将棋も麻雀もトランプもドミニオンも格ゲーも野球もサッカー(本物)も、ゲームという名前が付くものは、原則やり込んでいる人間が勝ちます。
つまり、やり込んでいる人間の方が強いです。当たり前だけど。
その上で、ちゃんとやり込むならこうするとより強くなるよって記事であることを覚えておいてください。
ちなみに2コスキープ以外のマリガンをやったことがない方は、軽いデッキでフィニッシャー以外全部返すとかやってみると良いと思います。
(最善のマリガンかはともかく、練習になると思います)
Ⅳ. プレイについての補足
プレイがうまいか否かについて、進化顔面/進化置きが全然できない・苦手意識がすごく高い人は練習した方が良いと書きました。
しかし、記事の内容がちゃんと伝わっているのか怪しい気がするので、何で進化顔面ができるかがプレイができているかの判断の一つになっているかについて、説明します。
※進化置きも大体似た理由なので省略
Ⅳ-1. なぜ進化顔面ができないのか?
強い人達がこぞって進化顔面すべきと判断する盤面で進化顔面できなかった場合、原因は以下3つに分けられます
1. 進化顔面という発想がない(初心者)
これは、簡単ですね。
進化したらリーサルという盤面でもない限り、進化顔面で盤面の合計スタッツを増やしながら相手に多くダメージを与えて優位に立つ、という発想がないと進化顔面はできません。
2. 2Pickの経験・知識が足りない
(進化顔面をした場合の裏目になるカードを把握できていない)
例えば今期のロイヤルと戦う時、ロイヤルのカードプールの関係上、5T目まではニュートラルにしか確定除去はありません
(エンジェルシュート、抑圧の関門。覇食帝の調理も確定除去級)
しかし6T目以降になると、ワルツが登場します(母なる君もいる)。
そのため、ロイヤルを相手にしている時の後攻4T目/先攻5T目の進化顔面は抜刀者ケアにも繋がり、確定除去を使われても盤面は空で帰ってくる場合が多いので、裏目になりにくいです。
しかし6T目以降は、相手の持ち物を探って確定除去を使わせるか持ってない確証を得るか、リスクを承知で進化顔面する必要があります。
この辺のリスクを考慮せず、デッキから出る打点も考えず進化顔面をして痛い目に遭い、進化顔面しても良いか分からなくなるケースがあります。
3. 情報処理が間に合っていない
私が言いたかったのは、これです。
2Pickのケア範囲は把握しているし、それなりに勝てるけど進化顔面がすごく苦手......というのは、たぶんこれが原因です。
理由を説明します。
進化顔面を考える場面は、互角~優勢な時が多いです
(劣勢でも進化顔面から対話無視を押しつける時もありますが、例外)
優勢の時は、ケア範囲を拡大する必要があります。
(例えば今まで強力なブロンズシルバーしかケアを考えてなかった所を、強力なゴールドレジェも考慮に入れるとか)
またゲームを続けることを考えるだけでなく、リーサルも視野に入ってくるため、進化顔面も検討する必要があります。
つまり、優勢だと元々考えることが多くなっているのに、リーサル計算から進化顔面も考えはじめるため、情報処理が間に合うかが問題になってきます。
手札読み・リーサル計算・進化顔面のリスクリターン......
シャドウバースは実際に操作する時間も考えると、読まないパターンも決めながら70秒くらいでプレイを決める必要があるのですが、全てのパターンを読もうとして時間切れになり、ひとまず進化は温存......というのは、誰もが経験したことがあるでしょう。
たまに進化顔面をしなかったことが裏目になるのはそこまで大きな問題ではないのですが(進化顔面が裏目になる時もあるので)、進化顔面が全然できないのは3に問題があります。
1~3を合わせると、進化顔面という分岐を知っていて、情報処理能力と2Pickの知識・経験が十分なら、進化顔面の選択はできる。
それならプレイも大体問題ない、という意味で言っています。
思考停止で進化顔面しても、強い人相手だとワルツやドールマイスターに封殺されてから顔面を守られて負け筋になる試合にされたりするので、それならプレイを練習しても良いと思います。
当たり前ですが、とにかく進化顔面すれば良い!ではありません
※練習も兼ねて進化顔面を積極的にしてみるのは何も問題ありません
Ⅳ-2. じゃあ、どうすればプレイがうまくなるの?
これは前の記事に書いた通りですが(2Pickをやり込む・ローテアンリミをやり込む・他のゲームで情報処理能力を上げる)、もう一つ知っていると良いことがあります。
これは2Pickに限らず対人ゲーム全てに言えるのですが、重要な場面では対戦相手が自分だったら、そのプレイをされたら困るか?を考えることです。
そうすると相手は強いプレイができないはずなので裏目を引きにくくなりますし、予想していない裏目を引いた時は「そうやると打破できるのか」と一つプレイが上達します。
※陰キャに思えるかもしれませんが、囲碁・将棋のプロ棋士も言ってます
とりあえず、以上で。
冒頭の写真は、2Pick歴代最強候補の一角。
最強かは諸説あるけど、歴代でも最強候補には入りそう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?