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Perfumeの沼にはまって宮城で革命を体験した話ーPLASMA-
2022年10月7日(金)はPerfume革命の日。
これはS極とM極が引き合うように宮城に向かい革命の日を体験した記録。言葉が正確ではない部分もありますが、思い出せる限りニュアンスだけでも記録しておこうと思います。(ネタバレあり)
Perfume 9th Tour PLASMAも後半戦に入った10月5日(水)。仕事中にメールがなってふと見ると「10月7日(金)宮城公演 開催要項の変更のついてご案内」というタイトルが目に入りました。
(もしや中止?)と心配になりメールを開くと「当日の収容率が32%想定のため県や会場と協議の上、マスクありの大声あり開催にする」というビッグニュースでした。
何度行っても新たな発見があるPefumeライブ。PLASMAツアーは9回参戦していて当初宮城は2日目の土曜のみ参戦予定でしたが、これは行くしかない!とすぐに当日引き換えチケットを予約して、バタバタと仕事を調整、遠征のフライトも変更しました。
ただただ嬉しくてワクワクしている、この時の私はまだ知りません。自分の考えがいかに浅はかだったかを…。
コロナ前のようなライブを体験できる嬉しさと、Perfumeに迷惑かけられないから体調に気をつけよう、この変更でキャンセルする方もいるかもしれない、1席でも埋められたらというファン心が大半でした。
当日、仙台入りすると激寒の大雨。最寄駅から歩けそうにないので仙台駅から予約していたシャトルバスに乗車します。夕方なのに真っ暗で静かな車内いると、これから本当にライブがあるのかな…と無限の未来にタイムワープしそうな不思議な気分になりました。渋滞もあり40分ほどかかってやっと会場に到着。うん、遠かった。
当日引換券でスタンド上段でしたが、ほぼ正面から見える良席でした。(私見ですがPerfumeライブはいつもどの席でも終わったら良席だったと思います)
左右には「この席には座れません」という紙が等間隔に貼ってあります。やっぱり人も少なくて、いつもと違う不自然さは感じてしまうものの、廊下に「本日の公演は収容50%以下のため大きな声出しが可能です。マスク着用必須」の張り紙がありテンションがあがります。
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開演10分前になると所々から「あ~ちゃーん」「かしゆかー」「のっちー」
と叫び始める声が聞こえます。(あぁこの感じだ!コレハユメ?)と鳥肌が立って早くもウルウルとしてきます。
19時少し過ぎ、いよいよ開演を迎えると手拍子だけでなく、大歓声が会場を包む中にPerfumeが登場します。次の瞬間、あ~ちゃんがうつむいていることに気づきました。(嬉しいのかな?悲しいのかな?両方かな?)と思いながらもあ~ちゃんが曲の途中で言った「みなさんこんばんは!Perfumeを選んでくれてありがとう」が涙声で(今日の公演は伝説になるな…)と直感します。
MCが始まる際、暗転から明かりがつくまでの時間が異様に長く感じました。(体感は長かったけどいつもより一瞬、長かっただけだと思います)
あかりがついて
「(あ~ちゃん)Perfume 9th Tour 2022 PLASMA 宮城公演1日目 みなさんお越しいただきありがとうございます」の言葉が、涙を流すというより号泣のレベルで驚きました。それでも「本日はお足元の悪いなか・・・」と震える声でいうので、会場から笑いが起こり、沢山の観客から「あ~ちゃーん!」や「頑張れ~!」と大歓声が起こります。
そのあとのMCは要約
・今日は本来100%を目指していたが32%の来場でやっている
・大声あり公演になったのは苦肉の策でハプニング
・悔しくて、恥ずかしくて、惨めな思いだけどこれが今のPerfumeの実力
・この箱は良い箱だけどアクセスが悪い
・駅から遠くて、平日遅い時間にしても仕事終わってくるのは難しかった
・私たちがそれに気づけなかったことが良くなかった
・宮城県や、会場と調整してスタッフも早急に動いてくれてみんなのおかげ
・シャトルバスの運転手さん、駐車場のスタッフの方も少ないお客さんで仕事が休みになったかも
・数字を公表したのは、みなさんに少しでも安心してきてもらうため
・この数字に傷ついてしまった人もいるかもしれない
・コロナでドームを中止したりした。自分たちに何かができるとも思わないがこの状況を変えていく勇気も必要
・大それたことはできないが来てくれた人と、今日を革命の日にしたい
・当日券はOーwestが埋まるくらい、これまでで一番売れた
・辛かったけど、はじまってみると皆の方が前に進んでいた
という感じのことを「本音を話すと涙がでる」と号泣しながら言っていました。
単純に大声公演に喜んでいた私はこの時はじめて
「浮かれててマジごめん。そうだった。Perfumeはいつも背負ってる思いの強いチームだった…」
と思い至ると同時に
(私のようにPefumeの曲に、ライブに、存在自体に力をもらっている人は今までもこれからも沢山いるよ~)と声を大にして言いたくなりました。
続くかしゆかのMCは
「声を聞かせてください!宮城!」(イエーイ)
のやりとりで盛り上げたと思いきや
・こんなにFlowの歌詞が響いたことはない
・東京から関係者の方が駆けつけてくれてみんなで泣いた
・スタンバイから皆の声が聞こえて泣いた
・今日はあやちゃんだけじゃなく私もダメかもしれない…
と号泣。
はい、そして私ももちろん涙。
周りでも涙をぬぐっている方がたくさんいるし、歓声が飛びかいます。
今日の公演は一体どうなってしまうんだ…と思っているところにのっち登場。
(のっち~)の大歓声に「は~い」と会釈しながら手を合わせ照れた笑顔でステージをくるっと回り
・みなさんに名前呼ばれるの好きです~
・牛タンとずんだ餅食べて宮城の体に仕上げてきました!
・コスプレしてきてくれた人はいるかな?
と通常運転ののっちに思わず安堵します。会場からも一気に笑いがこぼれていました。
その後もあ~ちゃんは”こんな大赤字でライブするのPerfumeくらい。ロックじゃろ”と相当責任を感じている様子で中盤になっても全然だいじょばない。
それでもMCはしっかりしゃべっていて、コスプレしている来場者に「なんでそれ選んだん?」「あんたこの間も来てたじゃろ?」とフツーの会話をやりこなし「男子!女子!そうでない人!」に(イェーイ)と返す久しぶりの掛け声で進行します。
そして、Perfumeライブ恒例の会場をパートわけするチーム名は「か・く・め・い」(革命)。狙った大声あり公演じゃなかったけれど、今日を革命の日にしたいというということでこのチーム名になりました。
大声の声出しができる以外は同じライブで、パフォーマンスはいつもと同じようにカッコよくて、しっかりPLASMAの世界を感じることはできるのに、ディスプレイにあ~ちゃんが映るたびにほぼ泣き顔でした。
後半に向かう煽りからの曲振りでは
「行こう!パーティーメ~カ~!」
が嗚咽レベルの号泣で言えてなかったけど、盛り上がりは最高潮へ。
コールアンドレスポンスで有名な曲「エレクトロワールド」では「声を出せ!」の煽りで会場全体が1つになるのが懐かしすぎました。
周りを見回すと踊り狂っている人、歓声をあげている人、泣いてる人、それぞれがこの革命の瞬間を楽しんでいるようでした。
最後のMCは
かしゆか
・開催にかかわってくれたすべての人が腹を括ってくれた。スタッフさんに拍手を(大拍手、ありがとう~という歓声)
・東京ドームでやった掟を思い出した
「どんな状況もプラスに変える」
「楽しむ気持ち」
「妥協しない心」
・Pefrumeに寂しい思いをさせないと今日勇気をもってきてくれた人ありがとう
・今日を経験して、また新しいものをつくっていける
のっち
・来てくれた人も、来れずに思いを送ってくれた人たちもありがとう
・PLASMAの公演は声なしで作った公演だけど、これまで一度も寂しいと思ったことはない
・明日からも戻るんじゃなくて新しいものを作っていける
ここまでクールだったのっちも、ここで声が震えて涙。
この場にいない多くのファンを思いやる優しさに、私ももれなく涙。
あ~ちゃん
・ステージに立つ前の惨めな自分とは違う自分がいる
・前に進めているし、こういう革命の日があったことを、また笑いあえる日が来る
・がっかりさせてしまって、ほんとにごめんね~(この言い方が本当に申し訳なさそう)
・信念をもってPerfumeは腹を括ってやっているんだと思ってもらえると嬉しい
・信じてくれる人を惨めな気持ちにさせないように頑張る
・今日はお金と時間と人生をかけてきてくれてありがとう
・泣きすぎてマイクが水没してる(最後にちゃんと笑わせる)
最後の3人のMCはそれぞれPerfumeへの思いや覚悟が感じられる心震えるもので文章でうまく表現できないのが残念です…。
こうして涙涙の宮城①公演は無事に終了。まさしく革命の日になりました。
Perfumeが結果にとても責任を感じていて、チームの方もメンバーがステージ上であんなに泣いてしまい、みんなが宮城①を終えるまで辛い思いをしていたのかな…と思いました。
それと同時に、たいていのことは難しいのにこれまでずっと、やめなかった挑戦者、チームPerfumeってやっぱりカッコ良いな、私もこれからもチャレンジしていきたいなと勇気づけられました。
翌日の宮城②は前日とうってかわって晴天で会場も満員でした。すっかり吹っ切って新たなスタートラインのスタージに立ったPefumeはキラキラしていて、チームはまた強くなったんだな、当たり前にライブをしてくれることに感謝したいなと思いました。
全身全霊で宮城に行ってよかった!
大声ありの宮城①に参戦した私も最高に楽しかったし、大声なしの宮城②に参戦した私も最高に楽しかったです。
大声ありは楽しいけど、一番大事なのはそこじゃない。過ぎる時代も変わる時代もやっぱりPerfumeのライブは楽しい!
#perfume #prfm
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