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20160827 夢

バスに乗り、或る目的の場所へ向かおうとする最中であった。真っ白い服に大量の経血が漏れ、服がみるみる真っ赤に滲んでいった。痛みは無く、只管に血が溢れ、その時私は立っていたので、内腿や服の裾から血は垂れて、足元に小さな血溜まりを作った。血だらけの私に気付いた老若男女が群がって、めいめいに色んなことを言った。動くバスの中、逃げられもせず、私はどうしようも無くて、無意味に、不気味に、愛想笑いをするだけだった。

ハッと目が覚め、すぐさま股間やシーツを確認したけれど、赤い染みは無く、俄かに腹部に鈍痛があり、お手洗いに入ったけれど、特に血も漏れては来ない。大腸辺りが少し、締め付けられている感覚がする。時計を見れば朝の4時、外は雨らしい。再びベッドに横になり、明かりを消す。真っ暗な部屋の中、先ほど見た夢の色彩が目の奥の方に広がって、頭の中に飽和して、目、鼻、口、耳、うぶ毛の穴から、真っ赤が噴き出してくる心地がした。

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