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【 隅田川 足立区 】 つながれば最大となる、可能性を秘めた足立のテラス( #水辺ウォーク )

 今回「BOOKMARK」するのは、【隅田川】の足立区の区間です。

 隅田川は、岩淵水門を起点に東京湾にそそぐ、東京東部の7区を南北に流れる、全長23.5kmの河川です。

 岩淵水門の下流、隅田川の左岸(北岸)から開始して、千住大橋などを超えて、旧綾瀬川までの区間を歩いてきました。

※クリックして、ぜひ動画でご覧ください

水辺の概要

 今回の水辺ウォークは、隅田川の左岸、岩淵水門の先から歩き始めます。

 岩淵水門をあとにして、荒川と隅田川の間の堤防を歩いていきますが、隅田川沿いへの道が工事で閉鎖されています。そのため、工場などがある場所を迂回して隅田川沿いの道を探します。

 隅田川沿いに出たのは、バスの迂回場所で新田稲荷公園の近くです。ここから白壁の管理通路を歩いていきます。

 新田神谷橋をくぐります。新田神谷橋は隅田川では最上流に架かる橋になります。
 さらに管理通路を進んでいくと新田橋にでます。まだ隅田川テラスはないので、管理通路を歩くことになります。このあたりの管理通路は、少し高い場所にあるので、壁の圧迫感はやや少ないエリアです。

 その先で大きな公園にでます。ここは新田さくら公園で大きな芝生広場が特徴です。そこから新豊橋が見えてきます。新豊橋は2007年に開通した橋なので新しいほうで、グッドデザイン賞も受賞している橋になります。

 新豊橋から先は緩斜面の水辺が続きます。ワンドと呼ばれる少し入り江になった部分や通路にベンチもあります。大きく湾曲している場所は区としては足立区ではなく、北区になっている場所ですが、足立区の宮城ゆうゆう公園が広がっています。

 そのまま豊島橋に続いています。豊島橋の手前から左手上に首都高速道路が多いかぶっています。隅田川テラスを少し歩いていくと、行き止まりになります。管理通路もなく、この先には行けないので、内側へ入ると宮城ファミリー公園に出ます。ここは水再生センターの屋上になります。この再生センターの区間は隅田川沿いに出ることはできません。

 隅田川沿いの管理通路へ出たので、管理通路を歩いていきます。隅田川テラスと遊歩道のある堤防にでました。ここは足立区の施設の前で、この施設の前だけが整備されています。

 再び管理通路を歩きます。小谷橋を超えて尾久橋の手前で隅田川テラスのある場所にでます。尾久橋と並行して舎人ラインが通っており、足立小台駅があります。

 この先も管理通路を歩きますが、管理通路もなくなってしまいます。廃棄物処理事業者が多いようです。

 次に管理通路に出れたのは、尾竹橋公園です。公園ではありますが、隅田川沿いは高い堤防壁なので、川沿いということを意識できません。

 尾竹橋を超えると、尾竹橋ワンドがあります。少し大きな汐だまりで、ワンドを囲むように緩斜面が広がっています。その先も隅田川テラスがあり、部分的に緩斜面があります。
 この斜面の近くに建っているのは帝京科学大学です。2010年に開設された千住キャンパスは隅田川の景観を壊さないように設計したそうです。入り口の前には、以前あった「お化け煙突」のモニュメントもあります。大学のグラウンドと別棟の校舎の前も緩斜面が続きます。

 隅田川テラスは都営アパートの前まで続きます。ここで隅田川テラスは行止りとなるので、管理通路を歩くことにありますが、この管理通路は通路とは言えない狭い幅で、途中で歩けなくなります。

 住宅地の中を抜けて、京成線の線路の手前で、隅田川の堤防壁の前にでましたが、京成線をくぐってすぐに川沿いの道はなくなります。

 次に出た場所には、大きな階段があります。階段を上がると隅田川テラスと堤防の上の道が続いています。水辺の裏側には建物はありません。マンションの建設予定地のようですので、マンション建設前に隅田川テラスが整備されたのだと思われます。

 隅田川テラスは続いているので、そのまま歩いていくと、千住大橋にでます。千住大橋をくぐった先も隅田川テラスが広がっています。隅田川テラスの幅も広い区間です。3つの線路の鉄道橋をくぐった先もテラスがあります。
 千住関屋ポンプ所の前は、工事でテラスが歩けなくなっています。迂回路を探して再び隅田川テラスにでると、千住乗船場があります。その先はテラスの雰囲気や堤防壁の感じが変わっています。

 千住大川端公園、千住汐入大橋の北詰のたもとにある公園は、水が流れる仕組みや階段、展望台のような広場など、単なる緩斜面ではなくデザインされた公園です。千住汐入大橋の西側も公園の一部で、同じタイルデザインになっています。

 そのまま隅田川テラスを歩いていくと、正面に伊澤造船があります。その先はテラスは続いていません。そこは旧綾瀬川になるためです。

 旧綾瀬川が足立区と墨田区の区境になるので、ここで足立区の水辺ウォークは終わりになります。

 隅田川に面する距離は足立区が最大なのですが、隅田川テラスが未完成な場所が多く、水辺の自然を感じられる場所が少ないのが現状のようです。

■撮影日
2022.12.7

■参考資料
隅田川基本情報, 東京都建設局
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/river/teichi_seibi/sumida/sumidagawa/index.html

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