日記 2.15

社会の中で、何者でもない、肩書きのない時期が長いと、何度となく、ナニモノかになりたいと思う時期がやってくる。
そして、その時々で真剣にコレになろう、と思ってなろうとしてみる。
でも気持ちが長続きしない。
あまりにもその山が途方もなく高く思えて、途中で挫折したり、隣の山の方が楽しそうに見えて浮気したり。
そんなことを繰り返してきた。
でも、そうやって繰り返してると、だんだん自分が分かってくる。

わたしは、何者かになりたいんじゃなくて、ただやってみたいだけなのかも。もしかしたらそれだけで、幸せなのかもって。(何者かにならなきゃいけない、は親の願いだったんだっていう気づきも)

わたしは今、2人の子のお母さんで、愛する夫の妻だ。
毎日家族のためにご飯をつくることと、自分や家族の星を読むことと、ピアノを弾く30分の時間を楽しみにしながら、そんな毎日のささやかな喜びを綴るのが好きだ。
これはわたしの大切な土壌。

ここを大切に思う気持ちと、何かをやってみたいと思う気持ち。
日常と非日常。
そのどちらもエッセンシャル。

そんな事をふと、思った日。

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