かつて、私が目指していた場所。
WCSのアニメーションCMまで公開され、さらに盛り上がってきましたね。
私も、みなとみらいを散歩してきました。
昨年、WCSが日本で開催されると聞いたとき、私は正直なところ複雑な気持ちでした。
WCSに出たい気持ちは変わらない。でも、海外に行って、めいっぱい旅行がしたい。
しかし、WCSのロゴというの?イラストが出たとき、やはり選手として出たいという気持ちが強くなりました。
ホゲータ大好きだし、寿司コンビも可愛くてね。
で、WCS中止により剣盾では引退気味だった私もSVでVGCプレイヤーとして復帰して。
PJCS開催前、初の公式大会として開催されたパルデアプロローグでは上位をとることができました。
もともと公式大会どんな感触だっけな~みたいなことをノリで試すつもりでしたが、
なんか強い構築が降ってきてしまったので、本気で取り組むこととなりました。
この強い構築が降ってきたというのは、極論時間が解決するとしか言いようがなくて。
やり続けていれば、いずれ強い構築が降ってくるときが来るかもしれないね、ということ。
だから、結局継続するのみ、やってみるのみなのかな~なんてことを思い出しました。
でも、やはりPJCSで結果を残したい。次いつあるかわからない日本開催。横浜開催。やはり出たい。
しかし、パシフィコ横浜が見えてくるのと同時に、夢を叶えることができなかった悔しさも襲ってきました。
いや、正確には自らWCS出場という夢を閉ざしたのです。
1回目のPJCS予選、カマスジョー雨を使っていて1750超まではたどり着いたのですが、そこから勝ち切ることができませんでした。
あの時はコータスカイナの並びを大量に引いてなかなか天候が取れず、マッチング運でつらい思いをしてしまったのです。
2回目の予選では、前回よりも構築を詰めることはできましたが結果は振るわず。
この時ぐらいから、複数持っている持病が悪化してきました。
気持ち的にもつらくなってしまい、頭痛も悪化し、習慣にしていた運動も2週間ほどさぼった結果体が重くなってしまいさらに病む。
3回目の予選、追い打ちをかけるかのように風邪を引いてしまいました。
2敗で1600に行くところまではやりましたが、体調的にも気持ち的にも限界になってしまい、やる前から負けて大泣きしているかのような感じ。
もう、本戦の時期に旅行するとか、別の遊びをすることを考えたりもしていました。
あまりにもつらすぎたので、3回目の予選を試合消化せずそのままギブアップすることを選んだのです。
とても悲しかったのも事実です。
でも今となっては、ギブアップしたことも後悔はしていません。
持病についても、あの後専門的な治療を受けており、良くはなってきているかと思います。ただ、長く付き合っていかないといけないだろうなと。
そんなことを思いながら、みなとみらいを歩くとバスが見えてきます。
スタッフの方が、「自由に撮っていいですからね!」と声をかけてくださる。とても優しかったです。
色々な場所がWCS仕様になっていて、気持ちも高まってきます。
でも、その舞台に立つためには、そういったつらさみたいなものまで乗り越えた上で、勝ち続けなけらばならなくて。
そんな、ほんの一部の選手しか立てない場所……。
ポケモン可愛い、わくわく、楽しみ。
だけど、かつてこの場所を目指していた者としては、そんな気持ちだけではいられなかったのも事実です。
少し泣きそうになりながら、パシフィコ横浜まで歩きます。
勝てれば楽しいけれど、誰もがずっと勝ち続けられるわけではなく。
私みたいに、どこかでつらい思いをされる方も少なくないと思います。
でもそういう過程も込みで楽しんでいけたり、そもそも対戦が楽しくて、負けても楽しくて!という方もいるかもしれないし。
素直にすごいなと思います。
パシフィコ横浜に着きました。
会場はとても大きく、来月この場所でWCSが開かれるのかと思うと、何だかんだでまたわくわく。
私は有難いことに観戦者として会場入りするとともに、その前日のコンサートのチケットが当たったので、コンサートも聴きにいきます。
私がかつてバルドルさんのWCSレポートを読んで憧れた光景と同じ。
選手ではないとはいえ、あの光景を味わえることを楽しみにしています。
夜が近づいて遅くなってしまったので、みなとみらいに戻ります。
最近さっぱりしたタピオカティーがマイブームなので、駅の近くで水分補給(?)します。
みなとみらい駅も、すごいことになっていました。
ポケモン世界大会開催地だってよ!かっこいいよ!やっぱあの舞台に私も立ちたかったよ!
……かつて、私が目指していたこの場所。
歩いていてつらい思いも蘇ってきましたが、最後にはわくわく感が勝りました。
どんな形であれ、楽しいのが一番!
WCS仕様になったみなとみらい駅を後にします。
空いているうちにじっくり見ることができてよかったです。
来月がより楽しみになりました。
選手として出たかったという気持ちも山々です。
でもそれは、来年以降、心と体と相談しながら目指すことにします。
せっかくの横浜開催なので、楽しめるぶんだけとことん楽しんでいきたいと思います。
選手として出られる方は頑張ってほしいです。楽しみにしています。
そして私もいつか選手として世界大会に出られるように。
開催地がどこになろうとも、頑張りたいと思います。
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