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自作TRRSケーブルキットを組み立てた

遊舎工房で販売されている自作ケーブルキットを購入した

このキットでTRRSケーブルかUSBケーブル(Micro B)どちらかを作成できる

今回選択したのはTRRSケーブル
作成は2回目になる

色、長さの選択

次の項目を選べられる

  • パラコード

  • スリーブ(なしで作成可能)

  • チューブ

  • ケーブル長

スリーブの有無でケーブル全体の太さと、メッシュになるかで印象が大きく変わる

基本はパラコードとチューブの組み合わせで色を考えて、特色を出すならスリーブをつける選択を取るのが無難かも

作成難易度は一度自作キーボードを組み立てたことがある人なら、さほど難しいと感じないと思う

キーボードに比べ動作しなかった時の問題を切り分けが多くないので、失敗した時のリカバーがしやすい

今回は次の組み合わせにした

  • パラコード

    • オレンジ

  • スリーブ

    • ホワイト

  • チューブ

    • ブラック

  • ケーブル長

    • 50cm

作成したTRRSケーブル

開封

ケーブルを通す

パラコードは中の紐を抜き、ケーブルを通す

スリーブに先ほどのコードを通す

熱収縮スリーブと金属ハウジング部分にコードを通す
両方のプラグを半田付けすると後から通したり向きを変更することはできないので一度確認すること

READMEにもある通りスリーブとパラコードの両端は解けないように固定する
マスキングテープが望ましいが作業時になかったのでセロハンテープで代用した

プラグのはんだ付け

2つのプラグで4本の芯線をはんだ付けする
何番目に何色をはんだ付けするかのきまりはないが、両方のケーブルで色が揃っている必要がある
無難に写真の通りに対応するのが吉

半田付け部分の端子は上から下の向けて

通電確認

熱収縮チューブを加熱する前に通電を確認する
テスターがなければ、実際に分割キーボードで接続して左右のキーが反応するか確認する

半田付けが失敗している場合があり得るので必ず確認すること

通電しなかった

自分の場合はんだ付け部分のゴムを溶かしてしまい、2つの端子を接触させてしまっていた
接触していた

一度はんだを取り除き、接触していた端子をデザインナイフで離した

写真のようにそれぞれの端子が離れてい流状態にすると通電した

画像のようにあらかじめ端子同士が離れるようにしておくとミスが減る

完成

熱収縮チューブを加熱して金属ハウジング部分のネジを占める。ネジを占める際熱収縮チューブが縮まりきっていない状態で無理に力を入れるとチューブが傷つき白い痕がついてしまう場合があるため、チューブの加熱は十分にすること

ネジを占める際は斜めに入ってしまうとうまくはまらないので、平行に締めることを意識すると良かった

所感

50cmのケーブルは分割キーボードを左右に5〜10cm開ける場合はちょうどいい長さだった。しかし、肩幅以上に大きく間隔を開ける場合はより長いものを選択したほうがいい

おまけ: 200cmを巻く

ケーブルが巻かれたTRRSケーブルの見た目が好みなので200cmでやってみた
やり方としてはケーブルを長い円形の棒に巻き、ヒートガンで加熱する

ケーブルを巻いて固定する

円形でヒートガンの熱に耐えられるものならなんでも良い
自分の場合はキリに片方をマスキングテープで固定して巻いた

熱収縮チューブと同じ要領でヒートガンで加熱した

熱収縮チューブのつけ忘れ

実は初めて作成したTRRSケーブルは熱収縮チューブを落とし忘れた
結果的に見た目は良くなったが、チューブで固定していないので使用しているとたまにパラコードがズレることがある
2年ほど使用して断線したことはないがチューブで固定されていない分耐久性が低くなっているはずなのでお勧めしない
もし、つけ忘れてはんだ付けもしてしまったなら収集率の高いチューブを自前で購入すれば良さそう

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