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Erykah Badu. Baduizm(1997)
90sに登場したネオソウル(アメリカだとニュークラシックソウルっていうみたいです)を代表するミュージシャンがディアンジェロとエリカバドゥです。彼女は一足先にデビューしていたディアンジェロのライブの前座として歌っていたところを彼のマネージャーに発見されデビューします。ジャズや70s のソウルをヒップホップを中心に他の音楽のフィルターにかけて作られたアルバムは作られて25年経った今でも新しいような古いような不思議な魅力があります。
メンバー
エリカバドゥ:ボーカル、キーボード(3)
ロンカーター:ベース(11)
アイクリー:キーボード(3、9、10)
ボブパワー:ギター(11)、キーボード(11)
他
Rimshot (Intro)
ドープなベースとリムショットがグルーヴィなソウルナンバー。このネットリ感と揺らぎはネオソウルらしいなと思います。
On & On
リムショットとドクドク鳴るバスドラのグルーヴが心地よい曲。この地下室で取ったようなネットリ感が堪りません。
Apple Tree
ヒップホップのトラックみたいな演奏がかっこいい曲。口笛のSEやエレピのループがクールです。
Other Side Of The Games
どことなくミニーリパートンっぽい曲。ミニーのパーフェクトエンジェルを90s風にリミックスしたらこうなりそう。メロウなストリングシンセやジャジーなトランペットが印象的です。
Sometimes(Mix #9)
インタールード。アフリカンなパーカッションやヒップホップっぽいあえて入れたチリノイズが印象的です。
Next Lifetime
マーヴィンゲイとかレオンウェアが作りそうなメロウなソウルナンバー。特にデヴィッドTウォーカーっぽいギター(シンセかも)がたまらなくメロウです。
Afro (Freestyle Skit)
ラフな感じでほぼアカペラで歌う曲。真ん中くらいまで行くとニューソウルっぽいエレピとかジャジーなホーン(トランペットとトロンボーンのどっちにも聴こえる。どのホーンの音かって分かっているつもりでもわからないです)が入ってきます。
Certanly
ジャジーなミュートトランペットとアコピが美しいナンバー。うねるウッドベースがグルーヴィでかっこいいです。
4 Reef Clover
アトランティックスターの83年のヒット曲のカバー。ジャジーなピアノとヴァイブが印象的です。
No Love
ノイズだらけてのジャズファンクナンバー。こういうあえてノイズとかしつこいループ入れてる曲って元から入れてるやつか盤が劣化してるのかどっちかわからなくなります。多分一曲くらい状態が悪くてできたノイズをあえて入れたのと勘違いして聴いてるのありそう。
Drama
ロンカーターがベースで参加。彼はモダンジャズやフュージョンのベーシストとしてもいいミュージシャンですがそれ以上にこう言った揺らぎのあるビートのソウル、ヒップホップとの相性がいいと思います。この曲もロンのグルーヴィなベースを軸に70s初期のCTIの曲をサンプリングして作ったかのようなサウンドです。
Sometimes…
ヒップホップっぽいトラックのナンバー。たまに入るサイケなギターがクセになります。
Certainly (Flipped It)
クール&ザギャングのサマーマッドネスのシンセをサンプリングしたクールなミディアムナンバー。サマーマッドネスのシンセって擦られまくってますよね。原曲が好きなのでこの音使ってるとあまり好きなタイプじゃない曲でもつい聴いちゃいます笑
Rim Shot (Outro)
一曲目のリプライズ。ドラムが大きくなっているところやボーカルをループさせていてヒップホップっぽいサウンドになっています。