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Azteca. S,T. (1971)

アステカはサンタナに参加したパーカッション、ティンバレス奏者のコークとシーラEのお父さんでシンガーのピートのエスコヴェート兄弟が結成したバンドです。サンタナ出身者やレニーホワイトやポールジャクソンも参加していますがサンタナの二番煎じの大物が有名になる前にいたB級バンドなどでは決して無くラテンをベースにロックやソウル、ファンクを融合したベイエリアらしいバンドです。ジャケットはマヤ文明の石碑?をアレンジしたものでよく見るとギターやベース、ホーン、キーボード、マイクといったものが描かれておりジャケットを見ているだけでも楽しいです。

メンバー
コークエスコヴェート:パーカッション、ティンバレス
レニーホワイト:ドラム
ポールジャクソン:ベース、ボーカル
ヴィクトールパントーヤ、アーマンドペラザ:パーカッション
スティーブバスフィールド、ジミーヴィンセント、ニールショーン:ギター
メルマーティン:サックス
トムハレル、ボブフェレイラ、ジュールスロウエル:ホーン
ジョージディクアットロ、フィリップヌネズ、ジョージムリバス:キーボード
ピートエスコヴェート、ウェンディハース、エロールノウレス:ボーカル

La piedra del sol~ Mamita Linda
ラテン調ながらもファンキーなベースやフュージョン風のギターがかっこいい曲。こういった曲ではサンタナよりもラテン色が強いです。

Ain’t got no woman
ラテン調のポップなメロディのナンバー。ティンバレスのリズムと重厚なホーン、ずっしりとしたベースがかっこいいです。後半ではニールショーンらしいギターソロが入ります。

Empty prophet
ブラスロック特にB,S&T風のバラードナンバー。ラテン色はあまりありません。

Can’t take the funk out of me
ポールジャクソン作曲でポールがボーカルをとる曲。JBばりに統制の取れたホーン、Pファンクのようなワサワサとしたボーカル、ファンキーなベースとクラヴィネット。ラテンは興味ない人でもこの曲だけは聴いてみてください。ポールジャクソンはヘッドハンターズではGod mede me funky,ソロではGroove or dieなんて曲を演奏しています。よっぽどファンクと相性が良くてファンクが好きだったのでしょう。

Peace everybody
アップテンポの派手なラテンファンクナンバー。

Non peace
サンタナにも通じる熱いラテンリズムにクールなボーカルがのるミディアムナンバー。この曲もポールのベースがかっこいいです。

Ah! Ah!
ラテンジャズにも通じるまったり&ポップな曲。

Love not then
ほんのりTOPっぽいソウルバラード。ソフトな女声ボーカルや男声コーラス、ストリング、クールなエレピなんかがフリーソウル受けしそうです。

Azteca~ La piedra del sol
ほんのりサイケなギターで始まりラテンパーカッション、ジャジーなピアノ、ホーンセクション、パーカッションとソロを回していくファンキーなラテンナンバー。最後に1曲目のリプライズが入って終わりです。