見出し画像

Sergio Mendes. S,T (1975)

音楽性を変えながらも常にブラジル音楽の要素を持ち続けていたセルジオメンデスですが本作はセルジオメンデスらしさがほとんどないメロウでグルーヴィなソウルアルバムです。演奏メンバーは当時のLAの一流のセッションミュージシャンが中心となり、曲はスティービーワンダー、ベアードアイグナー、レオンウェア、トムベルといったソウル系のソングライターの曲が中心です。セルジオらしくないとはいえ演奏も曲も最高なのでセルジオファンはもちろんソウルは好きだけどブラジル音楽はよくわからないという人にもおすすめできる一枚です。

メンバー
セルジオメンデス:キーボード、プロデュース
ボニーボーデン、ソンドラカットン:ボーカル
デイヴィッドTウォーカー、ベアードアイグナー、オスカルカストロネベス:ギター
ジェロームリチャードソン:フルート
パウロダコスタ:パーカッション
ハーヴィメイソン:ドラム
チャックレイニー:ベース
デイブグルーシン:プロデュース

Davy
ベアードアイグナーの曲。演奏もボーカルも完全にメロウソウルです。同じ年にマリーナショウのあのアルバムもでていますが提供できる曲が他になかったのかかなりの自信があったのかどちらでしょう。

I beleve (when i fall in love it will be forever)
スティービーワンダーのカバー(オリジナルはトーキングブック収録)ゴージャスなストリングとシンプルな演奏がセルジオメンデスらしいです。

All love is in fair
この曲もスティービーのカバー(オリジナルはインナーヴィジョンズに収録)セルジオのシンプルだけど美しいエレピが心地よい一枚です。

Let them work it out
トムベル&リンダクリードの作品でスタイリスティックスもカバーしています。ソウルというよりポップな仕上がりでフルートとギターが印象的です。(ベースラインがジャクソン5のNever can say goodbayに聴こえます)

Here come the sun
ブラジル66時代からしばしばカバーしているビートルズの曲。この曲もポップスっぽいノリの曲(シンセの使い方が面白いです)ですがデヴィッドのギターが入ると一気にフュージョンかソウルっぽくなります。

If i lose this heaven
レオンウェアの曲。タイトなリズムやホーンはファンキーですが女声ボーカルのコーラスはセルジオらしいです。

Lookin’for anothe pure love
スティービーワンダーのカバー。(オリジナルはトーキングブック収録)一番ボサノヴァに近いアレンジですが中盤の伴奏は完全にLAフュージョンの音です

Someday we’ll all be free
ダニーハサウェイのカバー。オリジナルのゴスペル風の重厚さを残しつちセルジオらしい軽やかさをバランスよく加えています。

You been away too long
ベアードアイグナーの曲でこれもマリーナショウのあれに収録されてます。(あのアルバムもリズムセクションはレイニー、メイソンの2人ですね)メロウでグルーヴィでポップな一枚です。

The troble with hallo goodbye
デイブグルーシンの作曲のメロウグルーヴが心地良いソウルナンバー。