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The Spinners. S.T (1973)

プロデューサーのトムベルが亡くなりました。彼はギャンブル&ハフと共にフィリーソウルのプロデューサーとして活躍しました。彼が手掛けたミュージシャンにはスピナーズ、デルフォニックス、スタイリスティックスなどがいます。個人的にはフィリーソウルというとトムベルや彼のスタイルを真似たサウンドのアルバムが好きなので本当にショックです。今日はトムのプロデュースしたアルバムで2番目に好きなこのアルバムを紹介します。(1番は同じくスピナーズのPick Of The Litterです)

メンバー(スピナーズ)
ビリーヘンダーソン、ボビースミス、フィリッペウィン、ヘンリーファンブロウ、パーヴィスジャクソン
演奏
ローランドチェンバース、ノーマンハリス、ボビーイーライ:ギター
トムベル:ピアノ、プロデュース、アレンジ、指揮
ロニーベイカー:ベース
アールヤング:ドラム
ラリーワシントン:コンガ、ボンゴ
ヴィンスモンタナ:ヴァイブ、マリンバ

Just Can’t Get You Out Of My Mind
軽やかなストリングとリズムギター、逆にどっしりとしたドラミングがかっこいい曲。スピナーズのボーカルも滑らかで美しいです。

Jsut You And Me Baby
どっしりとしたリズムがかっこいいメロウバラード。トムベルとスピナーズにしか作れないサウンドです。

Don’t Let The Green Grass Fool You
ビッグバンドによるスウィンギーな演奏が意外だけどおしゃれな一曲。ウィルソンピケットもこの曲をギャンブル&ハフはプロデュースで録音していますが全くサウンドが違うので聴き比べるととても面白いです。

I Could Never(Repay Your Love)
柔らかな木管やストリングが印象的なジャジーバラード。トムのアレンジはクラシック風のものが多いですが、訃報記事で一時期はクラシック音楽の指揮者を目指していたと知って納得しました。(彼がジャマイカ出身で子供の頃アメリカに渡ったことも初めて知りました。)

I’ll Be Around
スピナーズといえばこの曲でしょう。力強いドラムとコンガを中心とした力強いリズムがかっこいいです。この曲はいつもクラシックやジャズの要素が強い複雑な曲を書く事をからかわれたトムがこれならどうだと書いた曲らしいです。本当に才能のある人は何をしても上手いです。

One Of Kind (Love Affair)
この曲もリズムを効かせたファンキーなナンバー。聴いているだけでウキウキしてくる楽しい一曲です。

We Belong Together
ファズギターやエレキシタールを使った不思議なサウンドのイントロが面白い曲。ボーカルはめちゃくちゃメロウで切なくて最高です。

Ghetto Child
甘さの中に苦味のあるミディアムナンバー。この曲はトムというよりギャンブル&ハフっぽいサウンドです。

How Could I Let You Get Away
フィリーらしさと切なさいっぱいのメロウバラードナンバー。この曲に限らずですが
エレキシタールのメロウな音が大好きです。

Could It Be I’m Falling in Love
タイトなリズムがかっこいいミディアムナンバー。軽やかな女声コーラスが印象的です。