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Sly & the family stone. Dance to the music (1968)

スライの2ndアルバムの本作はまだサイケデリック感が薄く(メンバーの服もカラフルですがヒッピーや70sの黒人のファッションのどちらとも異なる感じです)サウンドも完成しきってはいませんが明るく楽しいサウンドの良いアルバムです。前作からはヒットがでずレコード会社からヒットを作るように言われていたようですがそれに応えてヒットを作ってしまうスライはやはりすごいです。

メンバー
スライストーン:キーボード、ギター、ボーカル
フレディストーン:ギター、ボーカル
ローズストーン:キーボード、ボーカル
ラリーグラハム:ベース、ボーカル
グレッグエリコ:ドラム
シンシアロビンソン:トランペット
ジェリーマルティーニ:サックス

Dance to the music
初期のスライの代表曲。タイトなリズムやリードボーカルやソロを回す構成はライブではめちゃくちゃウケたんじゃないかなと思います。

Higher
I wanna take you higherの基になったであろう曲。ソウル、ファンク、ポップスの要素がありながらもどれともいえないサウンドが面白いです。

I ain’t got nobody (For real)
疾走感のあるファンクナンバー。個人的にサンタナのNo one to depend onはこれを基にしている気がします。

Dance to the music medly : music is alive,  Dance in, Music lover
タイトル通りDance to the musicをよりファンキーによりサイケにアレンジしてメドレー化した曲。サイケ感やEveryday peopleっぽいメロディが入ったりとStand!に繋がるサウンドです。

Ride the rhyhm
サザンソウルっぽいアップテンポのファンクナンバー。ただこの曲に限らずグレッグのタンバリンも使った軽いドラミングはモータウンっぽいです。

Color me true
サザンソウルっぽいけどちょっとクセのあるリズムが印象的なソウルナンバー。

Are you ready?
緩いグルーヴがかっこいいファンクナンバー。

Don’t born baby
コンガが印象的なせわしない雰囲気のちょっとロックっぽいファンクナンバー。

I’ll never fall in love in again
ほんのりジャジーなバラードナンバー。ネットリしたボーカルが印象的です。

ここからはボーナストラックです

Dance to the music
Higher
シングルバージョンでアルバムバージョンと数秒違うこと、モノラルであること以外は同じです。

Soul clappin’
ライブのオープニングに持ってきたら受けそうなノリのいいソウルナンバー。

We love all
サイケでポップでゴスペルっぽい不思議なサウンドのバラードナンバー

I can’t turn you loose
オーティスレディングのカバー。オリジナルにはなかったコーラスワークが印象的でファンキー度は低いですがポップ度は高いです。

Never do your woman wrong
インストナンバー。録音前に軽くジャムったようなノリの曲です。