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Quincy Jones. Smackwater Jack (1971)

50、60年代にジャズミュージシャンとして活動していたクインシーも60年代中盤からフュージョンに徐々に接近し70年代にはソウルやファンクにも接近していくと同時にテレビや映画音楽も手がけるようになります。

メンバー
クインシージョーンズ:アレンジ、指揮、ボーカル
レイブラウン:ウッドベース
グラディ(グレイディ)テイト、ポールハンフリー:ドラム
キャロルケイ、チャックレイニー:エレベ
ボブジェイムズ、ジョーサンプル:エレピ
ヒューバードロウズ:フルート、サックス
アーサーアダムズ、エリックゲイル、ジムホール、ジョーベック:ギター
トゥーツシールマンス:ギター、ハーモニカジミースミス:オルガン
ハリールーコフスキー
ミルトジャクソン: ヴィブラフォン

Smackwater Jack
キャロルキングのカバーでリードボーカルはクインシー本人です。ズンドコしたリズムと怪しげなハーモニカが面白いジャズファンクナンバーです。

Cast your fate to the wind
メロウなフュージョンパートと迫力あるビッグバンドパートが交互に配置されたクインシーらしい曲。

Ironside
刑事ドラマのテーマとして書かれイントロはテレビでもよく使われています。(クインシーの曲を聴いたことがないと言っていた父親もこの曲がテーマとして使われていた番組を見ていたから懐かしいみたいなことを言っていました。どんな番組かは分かりませんが選曲担当のスタッフのセンスは最高だと思います)刑事ドラマのテーマにぴったりなスリリングなビッグバンドスタイルのジャズファンクです。

What’s going on
マーヴィンゲイのカバー。オリジナルよりもタイトなリズムに乗ってビッグバンド、ソウル、モダンジャズとアレンジを何度も変えています。ソロはヒューバードロウズ、ミルトジャクソン、ジムホール(多分)、トゥーツシールマンス、ハリールーコフスキーです。(リードボーカルがマーヴィンにかなり似ていますがどんな人なのか気になります。)

Theme from “the anderson tapes”
ショーンコネリー主演の映画盗聴作戦のテーマソングヒョロヒョロしたシンセサイザーとポールハンフリー=チャックレイニーのファンキーなリズムがかっこいいジャズファンクナンバーです。

Brown ballad
素朴なタッチの切ないバラードナンバー

Hikky burr
ビルコスビーが司会を務めたテレビ番組の主題歌でビルコスビーがファンキーなボーカル(ラップ?)を担当しています。テレビの内容は分かりませんが並みの番組ではファンキーなベースラインとホーンとジミースミスのクールなオルガンがかっこいいこの曲に負けてしましそうです笑

Guiter blues odyssey :From roots to fruits
ジムホール、トゥーツシールマンス、エリックゲイル、ジョーベックの4人がカントリーブルースのギタリスト、チャーリークリスチャン、ジャズギタリスト、モダンブルースのギタリスト、ジミヘンの役を演じています。(ギターはエリック→ジム→トゥーツ→エリック→トゥーツ→トゥーツ→エリック→ジョーの順番です。)後半はギターやホーンがコラージュ的に流れてからカントリーブルースで終わります。