好きなバートバカラックの曲

作曲家のバートバカラックが亡くなりました。個人的には作詞家のハルデイヴィッドと組んで作曲した曲たちはビートルズレノン=マッカートニー、モータウンのH-D-H、ゴフィン=キングと並んで60年代最高の作曲チームの一つだと思います。そんなバートの曲から僕が好きなものを7曲選んでみました

The Look Of Love
映画「カジノロワイヤル」のために書き下ろした一曲でオリジナルはダスティスプリングフィールドが歌っています。個人的にはセルメンのカバーが1番好きですがデルフォニックスによるフィリーソウルアレンジされたものも好きです。

Walk On By
ディオンヌワーウィックが歌った曲でオリジナルの小鳥のしゃっくりのようなリズムギターが好きです。暑苦しくまとわりつくようなサウンドのアイザックヘイズのバージョンもたまに無性に聴きたくなる魅力があります。

I Say A Little Prayer
この曲もディオンヌワーウィックの曲。ハープアルパート風のトランペットの演奏が印象的です。ローランドカークの至上の愛とのメドレーバージョンもあの時代らしい熱気に満ちた演奏で好きです。

Do You Know The Way To The Son Jose
この曲もディオンヌワーウィックがオリジナルです。(ディオンヌとセルメンのバートバカラックの曲にハズレなしだと思います)陽気な演奏ですが歌詞は夢破れて故郷へ帰る人の傷心や諦めを歌っています。バートはこの曲から歌詞の印象とは逆のメロディを付けることを始めた

Close To You
僕が1番好きなカーペンターズの曲です。サビの音が徐々に上がっていくアレンジやその後の間奏後に入るソフトなコーラスが心地よいです。カーペンターズはバカラック/デイヴィッドメドレーというその名の通り2人の代表曲をメドレーにした曲もありそちらも好きです。

(There’s) Always Something There To Remind Me
サンディショウがオリジナルの曲。ソウルやロックをバート流にアレンジした演奏がかっこいい一曲です。

Alfie
映画アルフィーのために書かれた曲で歌っているのはイギリスのシンガーのシラブラック。初めはソフトに歌っていますが10秒ちょっと過ぎで力を入れた歌い方にガラッと変わるの瞬間が好きです。演奏に関してはディオンヌワーウィックバージョンの方が好きです(アルフィーに主題歌以外の音楽を手掛けたのはあのソニーロリンズです)

バートバカラックは自伝を書いています。私生活や病気に関してここまで書くのかというくらい赤裸々な内容なので人を選ぶかもしれませんが曲に関する裏話がたくさん書かれているのと巻末にソロアルバムとプロデュース、アレンジを手掛けた曲のリストがついているのでおすすめです