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Aretha Franklin. Lady Soul. (1968)

アレサフランクリンのアトランティックでの3枚目のアルバムで個人的にアレサのアルバムで1番好きなのがこのアルバムです。詳しくは一曲ずつ紹介しますがオリジナルもカバーの選曲も良く演奏も最高です。特にベースはずっと大きい音でブンブン鳴っているのでベース大好きの僕は大満足です。一つ不思議なのはカバーがインプレッションズやサザンソウル、ロック、ポップと様々なのにモータウンの曲が一曲もないこと。フォートップスのReach out I’ll be thereとかスティービーワンダーのUptightなんかはこのアルバムに入れても違和感のない曲だと思うのですが…

メンバー
アレサフランクリン:ピアノ、ボーカル
スプーナーオールダム:オルガン、エレピ
トミーコグビル:ベース
ロジャーホーキンス:ドラム
ジミージョンソン、ボビーウォマック、ジョーサウス、エリッククラプトン:ギター
キングカーティス:サックス

Chain of fools
ドンコヴェイのカバー。グルーヴィなベースラインがかっこいいです。後にハービーマンがトリッキーなアレンジでカバーしますがそれを聴いたうえで改めてアレサのバージョンを聴くと意外とアレサのバージョンに忠実なカバーだと思います。特にリズムなんかはそのまんまです。

Money won’t change me
JBのカバー。アレサのボーカルもベースもホーンも全てJBと遜色のない迫力です。

People get ready
インプレッションズのカバー。繊細で神聖な雰囲気でインプレッションズのバージョンがゴスペル風のソウルバラードだったのに対しアレサのバージョンは教会に迷い込んだような気分になります。

Niki Hoky
ロックシンガーのPJプロビーのカバー。68年とは思えないくらい尖ったファンクナンバーです。

(You make me feel like )Natural woman
ゴフィン=キングの作品。ゴスペルとドゥーワップをミックスしたボーカルとコーラスや豪華なストリングアレンジが美しくアレサのポップな曲の中で1番いい曲だと思います。

Since you’ve been gone(Sweet sweet baby)
アレサと当時の夫テッドホワイトの共作。迫力あるボーカルとリズムギターがかっこいいジャンプナンバーです

Good me as i am to you
迫力のあるボーカルが印象的なサザンソウルバラードナンバー。ギターはエリッククラプトンな気がします。

Come back baby
レイチャールズのカバー。ロックンロール風の軽快なジャンプナンバーです。

Groovin’
ヤングラスカルズのカバー。ラテンタッチのアコースティックなポップナンバーを原曲の雰囲気を残しつつサザンソウルにアレンジしています。

Ain’t no way
妹キャロラインが書いた切ないバラードナンバー。キングカーティスのジャジーなサックスが印象的です。

CDだとこの後にシングル盤のモノ音源がついてきますがモノかステレオかしか違いがないので紹介は省きます。