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Khruangbin - A La Sala(2024)

久々の新作紹介です。クルアンビンは詳しくは知らないもののギターのマークスピアーがギターマガジンに連載している「ここではない世界へ」というアルバム紹介シリーズががとても面白く欠かさず読んでいたのでいつかは聴こうと思いつつもレコードばかり聴いていて配信をあまり聴けていなかったのですが新作発表を機に聴いてみました。ついでに過去作も併せて調べながらいろいろ聴いてみましたが最近の音楽の苦手な部分が一切なくやわらかなサイケ感とファンキーなリズム、さりげなく散りばめられた世界中の様々な音楽のエッセンスがうまく混ぜ合わさっており一気にファンになりました
※サムネは仮のものです。また一部アクセント付きアルファベットを使った曲がありますが環境によっては文字化けしています。Windowsだと問題ないですがAndroidだと化けてます。

メンバー
演奏楽器は不明なのでwikiの情報を引用しました。ゲストはいないそうですローラ・リー・オチョア– ベース、ボーカル
マーク・スピアー– ギター、ボーカル
ドナルド "DJ" ジョンソン– ドラム、キーボード、ピアノ、ボーカル

Fifteen Fifty - Three
エキゾチックなフレーズとナチュラルなエコーがとても心地よいです。ブレイクビーツのようなカッチリとしたドラムや派手ではないけどグルーヴィなベースもかっこいいです。

May Ninth
ボーカル入りの曲でボーカルの柔らかいエコーがとても心地よいです。ギターのエコーがシタールのドローン音のようにも響いているのも好きです

Ada Jean
サーフロックのレコードを回転数が不安定なターンテーブルで再生したようなギターが面白いです。

Farolim de Felgueiras
アンビエントなギターナンバー。

Pon PÓn
ファンキーなリズムギターがかっこいいファンクナンバー。

TodavÍa Viva
酩酊感のあるリフが癖になる曲。ヒップホップのサンプリングしたベースみたいなベースラインやB級のファンク、ディスコみたいな囁き声やダウナーなボーカルも癖になります

Juegos y Nubes
寺内タケシさん風のトーンのギターがかっこいい曲。マークは日本の音楽も好きで一番好きな日本のミュージシャンは寺内タケシさんだそうです。

Hold Me Up (Thank You)
ディスコ風のグルーブが心地よい曲。ダウナーなサイケからディスコまでありますがギターのトーンを大きく変えていないので統一感があって聞きこむアルバムとしても作業用に聞き流すBGMのどちらとしてもクオリティが高いです。

Caja de la Sala
オルガンのロングトーンをバックにレイドバックしたギターが流れる短い曲。もうちょっと長く聞いていたいです。

Three From Two
軽くタイトなドラムがファンキーな一曲。トーンは違えどデヴィTのようなメロウなフレーズが時々聞えるのが好きです。

A Love international
スピリチュアル期のサンタナのようなギターとブレイクビーツ的なグルーブといういかにもミスマッチそうにも組み合わせですが意外とマッチしています。

Les Petits Gris
ピアノの音色が美しいバラードナンバー。

コネクション:連載
全てギターマガジンのweb版でタダで読めます。ギターマガジンのギタリストの連載なのにギターが入ってないアルバムの紹介もよくあるしギターがいてもギターの話しをしなかったりとクセ強めだけど奏者とリスナーの両方の視点から書かれた文章は愛と深い知識が感じられておすすめです。