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Donald Byrd - Street lady (1973)

今日はドナルドバードがマイゼルブラザーズと組んでリリースした2枚目のアルバムを紹介します。本作は女性をテーマにしたコンセプトアルバムで全ての曲に女性に関するタイトルがついています。それを反映したストリート感溢れる怪しげなジャケ写が印象的です。

メンバー
ドナルドバード:トランペット、フリューゲルホーン、ボーカル
チャックレイニー:ベース
フォンスマイゼル:クラヴィネット、トランペット、ボーカル
ロジャーグレン:フルート
デイヴィッドTウォーカー:ギター
ジェリーピーターズ:アコースティックピアノ、エレピ
フレッドペイン:シンセサイザー、ボーカル
ハーヴィメイソン:ドラム
キングエリソン:コンガ
ステファニースプルイル:パーカッション
ラリーマイゼル:ボーカル、アレンジ、指揮

Lansana’s priestess
チャックレイニーのパンチの効いたグルーヴを核にそれを包み込むような暖かみのあるアナログシンセにトランペットとフルートが心地よい一曲です。なかなかトランペットが出てこなくて出てきてもすぐに消えてしまう焦らしがまたいいです。

Miss Kane
アナログシンセと畳み掛けるような疾走感あるグルーヴが印象な一曲。掠れようがお構いなしのフルートソロがかっこいいです

Sister love
ラテン風のメロウなミディアムテンポ。ドナルドバードの比較的長いソロがかっこいいです。デヴィTをギターをワカチョコ鳴らしています。彼のワウも最高です。

Street lady
トランペットとピアノはジャジーなのにコーラスやリズムはストリート感あふれる下品なサウンドなのが対照的で面白いジャズファンクナンバー。ロジャーのフルートがその間をつないでいます。

Witch hunt
重量級のグルーヴがかっこいいスピリチュアル感もあるミディアムナンバー。デヴィTのダーティーなサウンドのリズムギターがかっこいいです

Woman of the world
爽快感あるフルートやコーラスが印象的なメロウナンバー。ドナルドは主役を完全にロジャーに奪われています