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Ester Phillips What a difference a day make (1975)

エスターフィリップスは50年代からジャズとR&Bの両方で活躍してきたシンガーです。そんな彼女がギタリストのジョーベックをアレンジャーに迎えて録音したのが本作です。彼のファーストアルバムはデヴィッドサンボーンがメインだと言われることもありますが本作もデヴィッドサンボーンとマイケルブレッカーの2人のサックスが印象的な一枚です。 

メンバー
エスターフィリップス:ボーカル
ジョーベック:リードギター、アレンジ
スティーブカーン:リズムギター
ドングロルニック:キーボード
ウィルリー:ベース
クリスパーカー:ドラム
ラルフマクドナルド:パーカッション
マイケルブレッカー、デヴィッドサンボーン:サックス
ランディブレッカー、アランルービン:トランペット

One night affer
ジョーのロック風のギターが印象的なファンクナンバー。中盤のサックスやギターのソロもスリリングなサウンドでワクワクします。

What a difference a day make
ディスコナンバーですがアレンジや演奏はジャズっぽさもありジョーのギターはエフェクターを多用したロックっぽいサウンドです。

Mister magic
グローヴァーワシントンのバージョンが有名なラルフマクドナルドが書いた曲。ジョーの歪んだギターがエスターのボーカルよりも目立っています。

You’re coming home
レイドバックした雰囲気のバラードナンバー。

I can stand a little rain
スライドギターとウィルのズッシリとしたベースが印象的なブルージーなバラードナンバー。この曲はジョーコッカーもカバーしていました。

Hurtin’ house
サザンソウルっぽさもあるファンクナンバー。個人的にはこのアルバムで一番好きです。

Oh papa
メロウなバラードナンバーで中盤はシンフォニックな伴奏が入ります。ウィルリーのベースがかっこいいです。

Turn around look at me
カントリー風のバラードナンバー。個人的にはディスコナンバーで固めたA面(You’re coming homeまで)よりバラエティ豊かなB面の方が好きです。