Herbie Mann. Push Push (1971)
今日はデュアンオールマンが参加したことでも有名なハービーマンのプッシュプッシュを紹介します。60年代後半から70年代のハービーマンと言うとソニーシャーロックとラリーコルエルの2人を中心にトリッキーなジャズロックをやっていましたがこのアルバムではトリッキーさはなくニューヨークのセッションミュージシャン+mg‘s+デュアンをメンバーをバックにしたシンプルなジャズロック、ジャズファンクが聴けます。それにしてもジャケのハービーめっちゃ強そうです。
メンバー
ハービーマン:フルート
デュアンオールマン、コーネルデュプリー、デヴィッドスピノザ:ギター
リチャードティー:ピアノ、オルガン
チャックレイニー、ジェリージェモット、ドナルドダックダン:ベース
バーナードパーディ、アルジャクソンjr:ドラム
ラルフマクドナルド:パーカッション
ジーンビアンカ:ハープ
Push Push
ロック風のリズムとピアノがかっこいい曲。ハービー本人よりギターソロの方が長くて聞き応えがあります。
What’s going on
マーヴィンゲイのカバー。オリジナルよりもソフトでドリーミーなアレンジです。
Sprit in the dark
アレサフランクリンのカバー。フルートと楽器の掛け合いで始まるイントロの時点でワクワクしますがリチャードのメロウなエレピや激しすぎないデュアンのスライドギター、バーナードパーディのタイトなドラミングがめちゃくちゃかっこいい曲です。
Man’s hope
古いフォークソングをハービーがアレンジしたもの。哀愁あるメロディとジャジーなピアノが印象的です。
If
カントリーロックバンドのブレッドのカバー。メンフィスアンダーグラウンド収録のリパブリック讃歌にも通じる悲しげなフルートの音色が印象的です。
Never can say goodbye
ジャクソン5のカバー。スローテンポの美しいフルートとハープが印象的です。
What’d i say
レイチャールズのカバー。(ハービーはこの曲がかなり好きらしく僕が知ってるだけでも3枚のスタジオアルバムに収録されてます)ジャズファンク風にアレンジしつつも軽快なロックギターを入れています。
Funnky Nassao
LP未収録のボーナストラック。ほんのりレゲエ風の軽快なジャズファンクです。途中のブルースロック風のギターソロがモロオールマンブラザーズバンドで面白いです。