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Jaco Pastorius. Word of mouth(1981)

ジャコの一作目が自信のベースの腕にスポットを当てていたのに対してこのアルバムでは作曲家、編曲家としてのジャコにスポットを当てています。もちろんジャコのベースの腕は変わりません。発掘音源や参加作やビッグバンド名義のアルバムは他にもありますがソロアルバムがこの2枚しかないのが残念です

メンバー
ジャコパストリアス:ベース、シンセ、ストリングとホーンアレンジ
ジャックディジョネット、ピーターアースキン:ドラム
ハービーハンコック:ピアノ
ウェインショーター、マイケルブレッカー:サックス
トムスコット:リリコン
ヒューバードロウズ:フルート
ドンアライアス、ボビートーマス:パーカッション
ジョン、メリーパストリアス:ボーカル

Crisis
先にジャコが録音したベーストラックをもとに他人のソロを聴かない状態でソロ演奏をしてもらいそれをオーヴァーダブするという変わった録音の曲。フリージャズのような無秩序な一曲です。

3views of a secret
ウェザーリポートのアルバムナイトパッセージに収録されていた曲をビッグバンド風にアレンジしています。ジャコの柔らかいベースとトゥーツシールマンのハーモニカの優しい音が心地良いです。

Liberty city
ウェザーリポートのバードランドをラテン風にアレンジしたような明るく親しみやすいビッグバンドナンバー

chroatic fantsy
バッハのカバー。ジャコのベースソロのイントロから東洋風のサウンドに変わり、そのまま6曲目までメドレー形式で進行していきます。

Blacbird
ビートルズのカバー。トゥーツがハーモニカでメロディを吹き、ジャコがベースを弾きまくってます。

Word of mouth
ノイジーなイントロから始まる曲。ソロの時のジャコのベースはエフェクターを使ってハードロックのギターのように歪められています。

John and mary
ウェインショーターのサックスが美しいリズミカルな前半からフルートとストリングスが美しいゆったりとした中盤、ボーカルにはジャコと彼の子供のジョンとメアリーも参加しています。