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Wilson Pickett- Join Me & Let’s Be Free(1975)

評価どころか紹介されることすらない70年代のウィルソンピケット。本作ではアレンジとプロデュースをYusuf Rahman(ユセフラーマン?)が担当。あまり有名ではなくクレジットも多くないですがワッツ103rdストリートバンドやレスマッキャン、シリータライトなどのミュージシャンと共演経験があるようです。75年当時では古いサウンドに聴こえそうですが60年代も70年代も昔になり、様々なマイナーなレコードが注目され尽くした感のある今ではこういった有名ミュージシャンのマイナーなアルバムに注目しても良さそうな気がします。

Join Me & Let’s Be Free
軽やかなファンクナンバー。ホンキートンクなピアノとかたまに入るギターとかR&Bの人のやるファンクというよりロックバンドがやるファンクって感じがします。(特にローリングストーンズとかフェイセズとかあそこらへんっぽい)

Let’s Make Love Right
重たいグルーヴが大きくうねるサウンドがかっこいいファンクナンバー。少しサイケな感じがするのもまたいいです。ウィルソンのボーカルにはこういう重量級のサウンドがよく似合います。

I’ve Got Good Frend
アーシーなメロウバラード。ジャジーなピアノやブルージーなギターがかっこいいです。コーラスやオルガンはハイを意識していそうです。

Smokin’ In the United Nations
テンションの高いグルーヴがかっこいいアップテンポのファンクナンバー。

Gone
60s風のソウルバラードナンバー。

Good Things
ジョニーギターワトソンやジェイムズコットンのようなファンクブルースっぽい一曲。所々シンセとハーモニカをユニゾンさせているのが面白いです。

Higher Consciousness
ホンカースタイルのサックスがかっこいいファンクナンバー。

Bailin’ Hay On A Rainy Day
アーシーなソウルナンバー。ファンクはいいですがソウルナンバーはどれもリアルタイムだと大分古く聴こえた気がします。

Mighty Mouth
迫るようなクラヴィネットとリズムギターがかっこいいファンクナンバー。地鳴りのようにブンブンなるベースも最高です。