見出し画像

今日は誕生日です。新たに3DPhantom社を創業しました。

最近、驚くほど白髪が増えました。無心で頭洗ってる時に「あれ、シャンプーしたっけ」となることが増えました。物忘れもひどくなったし、太っても体重が減りづらくなったり、少し走っただけで息があがるようになりました。※タイトルの写真はパイを顔にぶつけられる寸前のものです笑。

「35歳を超えて敵がいないということは、人間的に見込みがないことである」、これは亡くなった野村監督の言葉ですが、そういう意味でははからずも見込みはたっぷりな人生になった気がしています。最近も、過去最高数の応募者を記録したBreakingDownオーディションの次回大会の選考を締め切ったのですが、SNSではどうやら僕がすべて決めてると思ってる人も多いみたいで、残念ながら、会を重ねるごとに落ちてしまった人たちから怒りの連絡や「通さないとただじゃおかないぞ」といった陽気な連絡も届くようになりました。自分の想像していた未来とかけ離れていますが、つくづく人生は何が起こるかわからないなぁと思います。

本日、38歳になりました。昨日は社員にランチタイムにサプライズでお祝いしてもらい、今日明日も大切な友人達がお祝いをしてくれる予定なのですが、いまだに歳を重ねた実感が湧きません。

この1年を振り返っても、なぜだか大きな出来事以外、あんまり詳細を思い出すことができません。ただ記憶に浮かんでくるのは、猛スピードで勝手に走り出してしまう僕についてきてくれる社員や支援者への感謝です。

まじめに事業の進捗を共有すると、多くの逆境や困難に晒されていた中で残ってくれたメンバーや、哀れに思って(笑)会社ごと参画してくれた今の経営幹部がハードワークに付き合ってくれたお陰で、グループ全体で直近四半期の営業利益が1億円ほどに成長しました。昨年の今日は「来年の誕生日は良い成果をご報告できる」と息巻いてましたが、多くの方々にご心配をお掛けした騒動以降は、外部の資金に頼らず、自己資金だけで経営を続けてきましたが、その中で上場も十分に目指せるビジネスモデル、業績、成長率になったのは、個人や組織として「どんなことが起きてもうちは大丈夫」という自信になりました。(ちなみに僕たちはBreakingDownだけやってるわけではなないです笑。スタートアップ&エンタメ×DXの分野を中心にいろんなプロジェクトや事業を立ち上げています)

また働くメンバーもフルコミで働いてくれてる従業員だけでも約50名規模になりました。(現在は、全ポジションで採用を強化しているのでご関心のある方はご連絡ください)

来年の今頃は少なくとも2倍以上にチームメンバーも増える見込みでいますが、今は上場を目指していないからこそできる経営スタイルや働く仲間に還元できる仕組みを作っていて、これにも相応に手応えややる気も感じています。

またこの1年だけでも、投資先が1社上場、2社M&Aでの売却が決まりました。また僕たちも2社ほど買収させてもらいました。この1年は本当に多くの人との素晴らしい出会いにも恵まれました。そのひとつ一つが今の素晴らしい日々に繋がっています。

FiNCの役員を退任してから約2年半、組織崩壊・クーデター騒動で炎上してから約1年9ヶ月が経過しましたが、ありがたいことに、未だにいろいろ心配を掛けて、連絡をくれる方も多いです。ただ、上記の通りなんとか元気に生きているのでご安心ください。

また、先日3DPhantom社を新たに創業しました。

https://3d-phantom.com/

モーションキャプチャーもできます。

3D Phantom 創業の経緯は、1年ほど前に3D ホログラムディスプレイを活用したサイネージ製品を製造、販売している会社を知人を通じて紹介されたことがきっかけです。当事、同社の特許を取得している3D関連のテクノロジーと映像体験は、私にとって忘れ得ないぐらい衝撃を与え、今後3D ホログラムディスプレイを活用する会社や個人は爆発的に増えるということを確信しました。

一方で、紹介された同社は難易度の高いハードウェアを扱う企業なのも重なり、昨今、財務面で逆境に直面していました。テクノロジーは優れているものの、成長戦略が描けていない状況にありました。そこで、今回、3D Phantom社を新しく立ち上げて、知人や同社経営陣から依頼される形で事業を譲り受け、私自身が新会社を創設してCEOとなり事業を推進していくことを決意しました。

すでにアシックスでも採用されている3DPhantom


今後世界は、メタバースが普及し、3次元の仮想空間は当たり前のものになるでしょう。広告の世界は、近年で大きく変わり、静止画だったものが、多くが動画に置き換わりました。今後は、よりリアルに近く、ユーザーに訴求できる3D映像に置き換わっていくと確信しています。また、今開催されているイベントについても、スクリーンで映し出されているものが、3Dホログラムディスプレイを使った空間作りが当たり前になるでしょうし、一般家庭にも、3D映像が日常的になることが想像に難くありません。僕は3D ホログラムディスプレイに出会い、そのような未来を確信しています。今後はエンタメイベントにおいても、今後3D Phantomの導入を加速させていく方向で、来場者に今までにない体験価値を提供します。来年には一般向けにも展開をしていく方向です。例えば、展示会など、3Dを活用した今までにない空間づくりに興味のある方は、是非とも僕にご連絡をください😎

BreakingDown6で使われた3DPhantom


今年のはじめにも書きましたが、今年1年の抱負は「ありのままの自分を生きて、それでいて爆速でグループを成長させる」でした。元が好奇心が旺盛なタイプであることに加えて、いろんな方とお会いしたり、相談を受けたり、アイデアが閃いたものの中で、大きく心が揺れ動いたり、僕たちが掲げる世の中から孤独や退屈や不安を少しでも減らしたいといったビジョンと重なるものに対してリソースが許す限り取り組んできましたが、全速力で駆け続ける中で、当たり前のように時間と体力は有限だということを理解しました。

また人生の時間が限られていると考えるようになったことで、仲間や友人との時間も決して無限に存在するわけではないということを深く考えるようになりました。

そして、これは何も僕だけではありません。共に汗を流したり、泥水啜ってくれる彼らの時間にも限りがあります。だからこそ、関わる方達にとって、どの場所やどの経営者よりも、成長を実感でき、かつ人生の選択肢が広がる、そんな意味ある存在になりたいですし、彼ら彼女らにとって最善な場所を創りたいという感情が強いです。そんな環境や組織を作るために必要なお金や時間の投資はこれからもしっかりしていきます。

しかし、ここ数年は、いろいろなことがありました。ただ、そのお陰で、人生において雨が降ることが、必ずしも悪いことばかりではないということを学びました。だから、苦悩や葛藤をはじめとする、向き合いたくない出来事は、自分に痛みだけをあたえるものではなく、本当に大切なことを教えてくれるものだと思えるようになりました。さらにどんな逆境や困難が起きたかどうかが人生を分かつのではなく、起きた事象をどのように捉えて、どう生きていくのか、これが人生においてとても大切であり、真理ではないかと腹の底から理解が進んだ気がします。

いったい僕には何が備わってるかはわかりませんが、ただ一つ自信が持てるのはおそらく一生消えないであろうコトに向かう情熱です。

ただ、そんな情熱を持ち続けられるのは、いつも応援してくださる仲間や支援者のお陰です。皆様の声があったからこそ、今日まで自分を奮い立たせることができました。応援・支援し続けてくれたことを後悔させないように、何倍にもして、人生をかけて皆さんや社会に恩返ししたいと思っています。38歳はもっと飛躍の1年にできるように頑張ります。引き続きご支援ならびにご指導をよろしくお願いします。

(いろんな人の顔を浮かべながら書いています。ひとり一人にご連絡をできなくて申し訳ございません)

※お祝いのメッセージをすでにくださっている皆々様、全てに必ず目を通します。いつも温かいお言葉をありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?