空気

もうすっかり死語だと思っていたが、相変わらず耳にするので、いまさらながら、あえて書く。

「空気よめ」ってさ。要するに「つべこべ言わず俺たちの流儀に従え!」「察しろよ。ば〜〜か」ってことだよね?
なんとも傲慢かつ横暴な話である。そうおっしゃるそのご本人は、不可思議な「暗黙の了解」が横行するその珍妙なコミュニティーにしがみつき弾かれぬよう、いつもそうしてビクビクしながら空気とやらを読んでいらっしゃるのだな。。。と思えば、ただ気の毒になるのみ。

僕は旅が多いので、最近特に「郷に入っては郷に従え」とは肝に銘じている。訪れる者、迎え入れる者、お互いが尊重し合い、どれだけオープンであるかがとても大切だと思うから。

しかし先の「空気よめ」は、数の上で優位に立つ者が一方的に少数意見を封じ込める意図しかない。そうして表面的に物事が円滑に進んでいるように見せているに過ぎない。なんと閉鎖的で薄っぺらなことか・・・

考えてみたら、地方ではあまり聞かないな。東京で耳にすることが多い。その「空気」って、いったい何? あまりおいしくなさそうだね。

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