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水谷浩章 2days @ 新宿 Pit Inn , 2023



長野県の伊那谷へ移住して4年。空気は乾いていて比較的穏やかな気候の過ごしやすい土地です(冬は寒い…)。地元産の美味しい食材を使って料理したり、河原や公園へ練習に行く日々。広い空の下、鳥や虫の声を聞きながら、陽光や風を肌で感じながら、こんなにゆっくり静かに自分のコントラバスの音と向き合うことは、これまでなかったかもしれない。自然と気持ちも涼やかに、様々な物音とともに豊かな音楽が浮かんできます。そして楽器や機材を車に積み込み、西へ東へ演奏に出かけます。家から5分で高速道路に乗ったら、渋滞に悩まされることは殆どありません。一人のんびり気ままにどこまでも車を走らせるのは楽しい。コロナ禍で地元に引き籠もっていた時期も無駄ではなかったかもしれない。素敵な仲間がたくさん出来ました。ここはミュージシャンの移住者も多い。東京で活動していた頃には出会わなかった方々と音を合わせたり、イベントやライブを企てるのは新鮮で刺激的です。それらの体験がジワッと包まれたような音をお届けできたらと思っています。

1月9日(月・祝)
phonolite

 水谷浩章 [b]
 太田朱美 [fl]
 小林豊美 [fl]
 松風鉱一 [reeds]
 竹野昌邦 [reeds]
 松本治 [tb]
 梶谷裕子 [vla]
 平山織絵 [vc]
 山田あずさ [vib, etc]
 市野元彦 [g]
 外山明 [ds]
guest:あらきなおみ [vo]

3年ぶりの phonolite です。結成から早20年。信頼するメンバーの皆さんと久しぶりにアンサンブル出来ることが、もう楽しみで仕方ありません。ゲストの荒木尚美さんには、このコロナ禍にリモートでやりとりしながら参加させてもらった彼女のソロアルバム『1964』の中から歌っていただきます。


1月10日(火)
糸と結晶

 水谷浩章 [cb]
 石井智大 [vln]
 波多野敦子 [vla]
 安田芙充央 [p]

伊那谷へ演奏にいらした波多野さんのパフォーマンスを聴いてから、ずっと構想を練っていました。移住と前後して共演するようになった石井智大さんとトリオで、アレンジされたアンサンブルと即興の境目がないような弦楽ユニットを目指します。そこへなんと、大尊敬する作曲家、ピアニストの安田芙充央さんをお迎えしてしまいます。

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