コアコンメルマガより備忘録
1. うつ伏せポジションについて
赤ちゃんは生まれてから立ち上がるまでの
およそ一年間で様々な機能を身につけます。
この発育発達過程で獲得する機能は
人間にとって必要不可欠なものですが
現代人の多くは、
これらの機能を失ってしまっています。
そのため、
発育発達過程で獲得する機能を
再学習することが、
不調を改善、予防するために
さらにパフォーマンスアップなどにも
重要です。
通常5~6カ月で赤ちゃんは
寝返りができるようになり
うつ伏せの姿勢を
とることができるようになります。
うつ伏せの姿勢では、
①頭を持ち上る
②両手で支える(パピー)
③手足を持ち上げる(ピポットプローン)
の順番にコア機能を獲得していきます。
頭を持ち上げる段階では、
まだ上肢や骨盤帯で支えることができないため
股関節や肩関節など全体的に屈曲位です。
更に、肘をついた状態から
手で床を押して上半身を起こす状態へと
徐々にカラダを持ち上げることで、
体重支持は骨盤帯へと移行していきます。
ピポットプローン、
頭部の伸展、肩甲骨の内転、
脊柱の伸展、股関節伸展などにより
しっかりと伸筋群を働かせることが
できるようになると、
プッシュアップでカラダを持ち上げ
四つ這いへと移行します。
2.この時期に獲得する機能
①脊柱の生理的弯曲の獲得
特に胸椎伸展、腰椎前弯、
脊柱起立筋群の機能向上
②肩甲帯の安定性
両手で支えることで
肩甲骨のアライメントが最適化
③股関節伸展
体重支持が徐々に下方に移動し
股関節伸展を促進
④下部体幹の安定
腹這い移動を行うことで
下部体幹の安定性を促進
3.エクササイズ紹介
このポジションで獲得する機能を
より効果的に引き出すための
うつ伏せエクササイズをご紹介します!
・脊柱伸展を促す
うつ伏せで手をついて胸椎伸展をすることで
脊柱伸展を促します。
・肩甲帯の安定を促す
骨盤は床につけた状態での
肘付きのプランク姿勢を取ることで、
肩甲骨が肋骨に貼り付き肩甲帯が安定します。
現代人は特にスマホの見過ぎなどにより
猫背が多いため、うつ伏せで伸展を促すことは
姿勢改善にも効果的です。
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