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美しさは瑞々しさ

こんにちわ。

今日は素敵な女性に会う機会がありました。
そこで思い出したエピソード。

当時22歳くらいかな、
学会発表でオーストリアに行ったとき。
学会会場では軽食が用意されるんですけどそこにあったのは山積みのりんご。
まあまあ大きなりんご。
もちろん切られてなんかない
そのまんま、どっさりもりもりてんこもり。
ちなみにその隣の箱にはバナナ。
しかも房ごと。

我々はゴリラだったかな?と一瞬疑うような、結構なインパクトのある光景。

そのりんごを手にとって、片手で丸かじりしながら颯爽と歩く女性が目の前に現れたんですね。
白無地Tシャツに、デニムのショートパンツで、履いているのはスニーカー。
しっかりとした骨格で、筋肉がほどよくついている。
めいっぱい太陽に浴びて、ヘルシーでエネルギッシュな感じ。

ウィーンのどの建物よりも、どの美術よりも、私の心に爪痕を残した。

なんだこの美しさは…って見惚れたんですよね。
棒のように細い足、白い肌が理想で、ピンヒールonly主義だったそれまでの私の美の価値観が一瞬で崩れた瞬間。

まあ、人種が異なるので、あのまんまを自分に求めるのは違うなと思いはしたけれど、人に存在する自然美を見た気がしたんですね。それは単に見た目じゃない、生き方をひっくるめたもの。
人生で初めてスニーカーを自分で買ったのは、帰国直後。
スニーカーを買うというのは、私にとって単にファッションが変わるということではなくて、思考、行動、生き方が変わることでした。


今日会った女性は
あの衝撃を彷彿させる人。
エナジー全開。

私の人生におけるテーマはずっと変わらず
"美しさとは何かを追求すること"
なんですけど(笑)

やっぱり美しいものは、人の心を無条件に動かす。
言葉が通じなくとも。

そしてその美しさは
生きている美しさは
いまこの瞬間にfullであること
そして瑞々しいことだなあって思ったのでした。

歩きながらりんごを食べる行為って、
見方によっては美しいのか疑問だけれど
自分の常識外のものに触れ、心が動くこと、それに気付く瞬間は
本当に美しくて清らかだなあって思います。
だから生きているときは瑞々しくありたい。

今日も良い日♡
全てに感謝です♡

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