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イミシブル・ディスコードから読み取る朝比奈まふゆの両親(9割母親)

注意
・この記事は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のゲーム内イベント「イミシブル・ディスコード」のネタバレや過去のイベントストーリーのネタバレをを含みます。
・またこの記事の主題は「朝比奈まふゆの母親」となっております。

とうとう出てきてしまったラスボス

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」というゲーム内のユニット「25時、ナイトコードで。」というユニット内のイベントストーリーにて初期から猛威を振るい続けていた『朝比奈まふゆの母親』が3月下旬より開始したイベント「イミシブル・ディスコード」にてグラフィックが初登場した。

こう改めて見るとまふゆは99%程度の母親似という事がよくわかる

ストーリー内でどういった猛威を振るっていたのかという説明をする為に、ざっと娘である朝比奈まふゆと彼女の関係を過去のイベントストーリーと照らし合わせながら見ていこう。

朝比奈まふゆと母親

この記事を読んでいる方に説明する必要は無いのでは?という気持ちもありますがざっと振り返っていきましょう。

朝比奈まふゆ
一見すれば完璧な優等生だが中身は自身の感情に対して喪失感を抱く、受験に追われ(?)母親に追いつめられる高校生、将来の夢は看護師。
25時初のイベントでは今にも死にそうな顔色をしていた。

朝比奈まふゆの母(今後まふゆ母で統一)
「いい子」の娘を女医にすべく娘愛用のシンセサイザーを捨てた経験がある他、娘のPCをのぞき見し、今回のイベントストーリーで娘とネット上で交友があった人間を呼び出し高級ホテル併設のカフェに連れて行った。行動力の鬼。

表面上は友好的かつ無害に見える親子ですが「自分でやりたい事がわからなくなってしまった」娘と「娘の為にせっせとレールを引く」親です。
ちなみにこのゲーム内でレールを引こうとする親は他に冬弥の父が出てきますが、この人とまふゆ母を並べるのはちょっと申し訳ないなの気持ちになったのでやめました。


今回のイベントストーリーからみるまふゆ母

ここからはイベントストーリーから考えられる仮説を立てていきます

高級なカフェ

皆さん、一般的に考えてですよ。
初対面の人に「お茶しましょうか、じゃあ高級レストラン併設のカフェで」とか言われたらどうしますか!?
自分なら「いやファミレスにしろよ!?」と思います。
参考までに東京都内高級レストラン併設のカフェのケーキセットの値段を見てみま…
値段が…書いていない…!?
というより近年は大体ビュッフェみたいです、ケーキセットだと大体1500~2000円行かない位だと思います。
ですがこの時点でまふゆ母は「娘と交友関係を持っているならこれくらい出せるんじゃないかしら」と思っているんでしょうね。
高校生にとっての2000円、かなり高いはずなんですけど…

ですがそうではなく、本当に意図的にここに連れて来てこさせたのであれば考えられる可能性として「作法や品性を見る為にここに連れてきた」可能性と「娘と同年代の子をこの様な所に連れてきたら怒るに怒れない、反撃してこないだろう」と見下している可能性があるのではと考えています。どっちにしろ嫌だな、まぁまふゆにとっての特別な場所はここよりファミレスなんでしょうけど。

そしてもう一つ
「確かに初めて来た時は緊張したわ」「とっても豪華で何から何まで立派」
幼少期から来ている筈のまふゆからすれば、ここは「緊張する」場所ではないと思います、つまりまふゆ母は「大人になってから初めてこういった場所に来た…大人になるまでこういった場所に来れなかった」のかもしれないと考えています。
ここでまたお金の話、あの河○塾曰く医者になる為の学費は
『入学金は30万近く、1年の学費は50万超える程度』
単純計算で50万×6年=300万です。ちなみに私立大学だと10倍かかるそう、すごい。
奨学金等のシステムもありますが「まふゆ母は昔、お金が無かったのではないか」と考えています。
もしかしたら娘に医者という職を押し付けているのも「学費も無く、頭も足りず諦めざるを得なかった」という理由があるのかもしれません、あそこまで熱心に医者を押し付けてくるとそうとしか思えない、可哀想な人だな。

知らないフリしてんだろこの人

「ちゃんと話し合ったらきっとまふゆの苦しい気持ちも、消えるはずだものね」
本当は「まふゆが苦しんでいるのを気がついているのではないだろうか」

この人との話し合いは「俺は正しい…お前は違う…!!」の殴り合いに等しいのですがもっとヤバいのは「ちゃんと話し合ったら」と言っている部分で、この人は娘の様子がおかしく、娘が嫌だと言った時ですら「本人にとってはちゃんと話し合っていないつもりで『お母さん今日の夕飯は何?』と聞かれた程度の感覚」だったのではないかという可能性がある。
そして、そんな『日常会話』から考察すると、まふゆ母は普段から自身でも無意識的、そして悟られない様に「娘の都合のいい部分を切って張って押し付けて日常会話と娘の人格を成り立たせる行動を10年以上続けてきた」のだろうなと考えています。だからこそまふゆは『決定的に母親が嫌いとは言い切れない、どこが嫌いかわからない』んだろうなと思います。魔女かな?

そしてこの奏の「抑え込んでいる」という部分
「心外」との事ですが
多分彼女は「本当に抑え込んでいる自覚があるがそれを自分で認めたくない」のだと思います、それは彼女が目指すものではないから。

やさしいやさしいおかあさん

ここからは完全なる考察、憶測になります。

結局どうしたいのか?

https://twitter.com/Mizissou_oshi/status/1638248388545359874?s=20

俺の答えはこれです。
皆さんが考える通り、まふゆ母は「まふゆに医者になって欲しい」という気持ちもあるのでしょうけど、彼女が本当に願っているのは『母親の手助けがあって医者になれた娘の優しいおかあさん』になる事ではないかと考えています。
普通に医者になるだけならば厳しい教育でも「良い子」で無くても『医者の娘を持つ母』にはなれるワケです。
でも『お母さん、私、お母さんのおかげで立派な医者になれたよ』に進化させるには
『お母さんに医者にさせてもらった』
『お母さんがきちんと教育してくれたおかげでいい子でいられたし道も間違えなかった』
という自覚が必要で。

『お母さんのおかげで幸せになれたよ』
多分これがまふゆ母にとってのゴールなんじゃないかなと考えています。

ちょっと飛躍した考察

ここは「何か言ってんな」位で読み飛ばしてください。この部分からもしかすると、まふゆ母は昔、自身の家庭環境や母親に対して不満があり、欲しい物やしたい事が上手くいかなかった可能性があるのでは?と考えています。
金が無ければ高級ホテルで食事は出来ない、頭が足りなければ医者にはなれない。でも、娘にはそれがある、いい子の娘は全てを持って産まれてきた、なら、私の夢を叶えてくれるはず、そして、そこで初めて私は私が昔望んだ理想の母親に「私がなれる」はず、「いい子の娘にその娘の母親」になる事
母の願いはこれなのでは?

おわりに

今プロジェクトセカイ民のヘイトはまふゆ母に向いているわけで、全ての豆腐たちは銃口をまふゆ母に向けているわけですが。
でもよく考えてみて下さい。

我々、実の娘のまふゆでさえも
「彼女の過去や経緯は恐らく何も知らない」んですよ。
『確かにやった事は許せないが僕達は何もあの人の事を知らない』
『どうしてこうなったのか』という部分は何もわからないから
ポケモンに当てはめるとNからみたゲーチスみたいなものです(古いか)

彼女のやった事は許せずともこの最後を読んで、怒りを和らげるほか、少しでも『他者を理解できていないのに他者が本人を批判する事の恐ろしさ』を感じて頂けたら幸いです。

まぁやった事は許せねえけどな

おまけ

父親

参考書を買ってくれる、夜更かしについては結構好意的、多分この人は凄く一般的な考え方を持っている人なのだろうなと思うと同時に、娘についてはこう、嫌われたくないのだろうなという感じがとても伝わってくる。
理由は『娘が大好きな母親の意見に賛同している』ので。
しかし参考書を買ってくれたりと良い人ではあるんだろうな、まふゆも楽そうだし。


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